ロレックス GMTマスターⅡ買取

1955年に初代モデルが発売されてから現代に至るまで、高い実用性と精悍なデザインで多くの人々を魅了し続けているGMTマスターは、ロレックスの豊富なラインナップの中でも特に高価格で買取されているコレクションです。そんな人気の高いGMTマスターシリーズですが、売却価格の相場は一体どのようなものになっているのでしょうか。   

カラーや材質に関わらず、一定の買取需要があるGMTマスター  

数あるロレックスのコレクションの中でもとりわけ高い人気を誇っているGMTマスターシリーズ。そのシリーズの中でも1990年から2008年にわたって販売されていたGMTマスターII Ref.16710は多くの人が憧れる人気モデルです。シリアル番号によって売却価格に差異はありますが、ここ3年ほどの同モデルの売却価格の平均は100万前後になっており、買取需要の高さを伺うことが出来ます。黒、黒・赤、赤・青と3色のベゼルカラーが展開されているRef.16710ですが、売却時の価格が高くなる傾向にあるのが同モデルの顔とも言える赤・青のものになります。  

シルバーカラーのブレスレットがGMTマスターシリーズの定番ですが、Ref.116713LNやRef.16713のようにイエローゴールドをあしらったモデルも売却価格は低くありません。腕時計の状態にもよりますが、100万円を超える価格で取引されている場合も多々あります。Ref.16718のような派手なモデルも中古市場では人気が高いのですが、中古市場にはあまり出回らないのが実情です。   

また、ビジネスマンやシニア世代の人々から支持されているGMTマスターII Ref.116710LNも売却価格が高いモデルになります。このモデルは単色のカラーリングが人気の所以で、時代のトレンドに流されないシンプルなデザインが魅力です。こちらの売却価格はここ数年は80万円前後と安定しています。今後も一定の需要が見込まれるRef.116710LNは、大きく値崩れする可能性は低いと言えます。GMTマスターだけではなくロレックスの腕時計全般に対して言えることですが、売却価格の変化はその時の経済情勢にも左右されます。リーマン・ショックのような金融危機が発生した場合には売却価格は下落します。もしロレックスの売却を考えているのなら、時流を見極める目が必要になります。   

GMTマスターを売却するならタイミングも重要  

モデルやカラーに関係なくGMTマスターシリーズは常に一定の人気を誇っています。そのため、買取価格が急に下落する可能性は低いです。しかし、ロレックスの腕時計の全てに当てはまる事ですが、景気が落ち込むと買取価格が下落することがあります。タイミングが悪ければ相場とされている価格よりも低い金額での取引になるかも知れません。GMTマスターを売却する際には売り時を見誤らないようにしましょう。