ブレゲ マリーン 腕時計

ブレゲという時計メーカーが創業したのは1775年。最も古い歴史を持つ時計メーカーとも知られ、歴史に名を残すような人物も愛用していたという時計の数々を生み出しています。創業者はアブラアム=ルイ・ブレゲです。時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれる人物で、時計の歴史を200年早めたとされる色々な機構の発明をしているのです。そんな歴史を持ったブレゲのシリーズの一つには、マリーンがあります。そこで、フランスの海軍の航海用の精密時計からヒントを得たマリーンについて詳しく解説します。

・ブレゲの特徴とは？

ブレゲの腕時計の特徴の一つに、ブレゲ針があります。ブレゲ針はブレゲの腕時計の象徴とも言われる針で、穴が開いていて、針の先端は月を連想させるようなデザインになっています。創業者であるアブラアム=ルイ・ブレゲによって考案されたデザインで、数字の部分が読みやすいのが特徴です。スッキリとした見た目で、時計のデザインを邪魔しません。誰が見ても美しいとされるデザインで、ブレゲ以外の時計メーカーでもブレゲ針を取り入れているほどです。

ブレゲ針と同じように創業者が開発したのが、ブレゲ数字です。ブレゲ数字は細長いアラビア数字で、機能性とエレガントさを兼ね備えています。フランス革命よりも前に考えられた数字で、ブレゲウォッチの個性を引き立てています。

・ブレゲのマリーンとは？魅力は？

ブレゲのマリーンシリーズには「マリーン 5517」や「マリーン アラーム ミュージカル」、「マリーン 2」などがあります。

「マリーン 5517」は2018年に発表された腕時計で、ブレゲの伝統を守りながら、より現代的なデザインや機能を加えた時計です。従来のマリーンシリーズよりもスポーティーで、躍動感のある見た目になっています。マリーンシリーズでは初めての試みとなるチタンケースを採用し、軽くて頑丈な時計となりました。また数字が並んでいるチャプターリングの3時の位置には、日付表示もあります。

「マリーン アラーム ミュージカル」はアラームと第2の時間の表示があるのが特徴で、文字盤の3時の位置にアラーム用のインダイアルがあります。第2の時間は9時の位置に表示される仕組みです。「マリーン 2」はスポーツラインでありながらエレガントな雰囲気があり、デザインの中に繊細さも感じられます。文字盤の6時の位置にビッグライトが搭載されていて、裏面はシースルー仕様です。

・創業者の想いが詰まったマリーンシリーズ

創業者であるブレゲの想いが詰まった腕時計の数々。ブレゲの考えを反映し、中身を大切にし、外見は控え目で上品に、真の価値はムーブメントにあるような腕時計を販売しています。そんなブレゲの想いも引き継ぎながら、マリーンシリーズには現代に合わせて新技術も取り入れられているのです。デザインはブレゲの腕時計の良いところを取り入れ、現代のライフスタイルでも活用出来るようにアラーム機能やGMT、クロノグラフなどの機能面も充実させています。