セブンフライデー Q-シリーズ 腕時計
メンズ腕時計の一口に言ってもいろいろなものがありますが、その中でも最近になって特に注目を集めているのがセブンフライデーというブランドです。ダニエル=リーデラーが2012年にスイスのチューリッヒで設立したブランドで、スイス腕時計の中でもその知名度をじわじわと高めてきています。
設立から10年も経っていないですし、腕時計ブランドとしてはまだまだ新しい部類に入るのですが、「金曜日の楽しいテンションを毎日に」という遊び心が男性の心をガッチリとつかんでいます。そのセブンフライデーのQシリーズは、Pシリーズとどちらにするかで悩むお客様が多いといわれています。セブンフライデーのPシリーズはとても人気があり、セブンフライデーにおける定番シリーズとなっているのですが、QシリーズもそのPシリーズと並ぶ人気を誇っていると考えていいでしょう。
見た目にも「Qシリーズ」という名前の意味がわかるようなデザインとなっており、奥行きがあるからこそどことなく動きが感じられるような仕様でもあります。どちらにしても男心を刺激するデザインであることには違いありません。
新品 セブンフライデー Q-シリーズ 腕時計
セブンフライデー Q シリーズ はユニークなサブアイを持つ腕時計
セブンフライデーは金曜日の興奮が毎日訪れることをコンセプトにしたデザインの時計を世に問うています。工業製品をコンセプトにした世界観を持ったシリーズ展開がこのメーカーの基本姿勢です。このQシリーズは、マルチレイヤーインターフェースと呼ばれる独特の針配置を行っているのが特徴です。それぞれ異なる軸を持つ、24時間計の時針・分針・秒針の3つのレイヤーが、互いに重なり合うことで限られた面積の文字盤の上をシェアしているという不思議なデザインとなっています。工業製品をコンセプトにするメーカーの面目躍如と言った、このQシリーズの世界を楽しんで下さい。
・個性的な外形と実用的な機能デザイン
Qシリーズには4つのモデルがありますが、基本デザインは共通しています。ケースは円の上下を、より直径の大きな円弧で切り落としたスクエアードサークルと言う形になっています。素材はステンレススチールで、モデルによってポリッシュ仕上げの物とサンドブラスト仕上げの物に分かれます。風防ガラスは、ドーム型強化ミネラルガラスです。基本カラーはQ1モデルがシルバー、Q2モデルがブラウン、Q3モデルがブラックとなっています。ストラップはいずれもレザーですが、簡単に交換できるよう、クイックリリースプッシャーと呼ばれる溝がケース裏側に施されているのが特徴です。
・マルチレイヤーインターフェースはデザイン技術の勝利
Qシリーズの時計の針のうち、時計中央に軸を持っているのは分針だけです。時針は中央に軸を持たず、9時位置に軸を持っているのです。そして24時間計となっている時針用の文字盤は時計の半径よりも大きく、分針の軸より3時方向に広がっています。さらに秒針は4.5時位置にありますが、その文字盤の3分の2は3時位置にあるカレンダーと時針の文字盤によって隠れてしまっています。レイヤーとしては上から分針・時針・秒針・カレンダーの順に重なっているのです。
それでは時刻が読めないのではないかと思いますが、それをデザインで解決しているのがこのQシリーズです。24時間計の針は、Q1を除いて2本の時針が付いており、文字盤には半円状に12時間分の目盛りが刻まれています。その針は午前用と午後用で異なる色が付けられていて、24時間計として使えるようになっているのです。Q1だけは24時間分全部の目盛りが刻まれていますが、針が3本準備されていて、読みにくい位置に来た時にはメインではない針の位置で読めるようにフォローされています。
秒針はさらに隠れる部分が多く、目盛りは20秒分しかありません。そこで針が3本付いていて、目盛りどおり、目盛りに20秒あるいは40秒を加算して読むという形で秒を表示するように工夫されているのです。
・ Qシリーズはベーシックデザインのムーブメントを使って表現を凝らした優れもの
セブンフライデー Q シリーズに使われているムーブメントは、シチズンのMiyota 8219と言う自動巻きムーブメントです。これは普通の二針式時計に24時間計と小秒針、カレンダーが付加された、極めて常識的な構成の製品です。それを使って、まず最初に二針式時計から時針を取り去るという大胆な変更を行い、24時間計と小秒針を重ねて配置するという、常識にとらわれない発想でデザインされたのがこの時計です、このユニークなデザインは自分自身で楽しめるだけでなく、きっと初対面の人との話題の入口にもなってくれることでしょう。