セイコー メカニカル 腕時計
国産腕時計やメンズ腕時計といえば、やはりセイコーを思い浮かべる方も多いでしょう。そのセイコーなのですが、実はいろいろなブランドを展開しています。そのひとつとなるのがメカニカルです。メカニカルというのは自動巻きを意味する言葉でもありますので、混同を避けるため「メカニカルシリーズ」とも呼ばれることもあります。
セイコーのメカニカルは2006年に誕生したブランドです。機械式時計が全盛を誇った1950年代から1970年代にかけセイコーが培ってきた技術を最先端の技法で蘇らせるために生み出されたブランドです。そのため、メカニカルのすべてのモデルに自社開発の機械式ムーブメントを搭載しています。さまざまなモデルをカバーしているので、バリエーションはとても豊富です。
メカニカルに関しては、ほとんどのモデルの裏蓋にはガラスが採用されています。ムーブメント内部のローターやテンプの動きを見ることができるように、シースルーバック仕様となっているのです。まさに「メカニカル」という名に恥じないブランドに仕上がっているのです。男性の中に眠っている子ども心を刺激してくれるブランドでもあります。
新品 セイコー メカニカル 腕時計
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セイコーのメカニカルで大人な雰囲気を演出
2006年に誕生したメカニカルシリーズ。セイコーの技術が結集されており精度が高いのにも関わらず、比較的リーズナブルに設定されています。その為、メカニカルは初めて時計を購入される入門者にオススメの商品です。一方でマニアも頷ける造りですので、幅広い客層に応えてくれるのが、メカニカルの最大の特徴なのかもしれません。シックな見た目でまさに大人な雰囲気を演出してくれるメカニカル。具体的にどこが魅力的なのか順を追って説明していきます。
・セイコーメカニカルの歴史と特徴
セイコー(SEIKO)は日本の腕時計会社として、既に100年以上の歴史があります。セイコーは世界初のクオーツ式時計を誕生させた為、セイコー=クオーツ式時計のイメージが強い人もいるかもしれませんね。 現在、腕時計といえば機械式時計(ゼンマイ仕掛け)、クオーツ時計、ソーラー時計など様々な種類があります。メカニカルは主に機械式時計を採用しています。機械式は細かい部品(ゼンマイ)がいくつもかみ合って動いているため、職人には繊細な仕事が求められます。その為、価格が高額になりがちですが、一方で重力や湿気などの影響で誤差が生じやすいデメリットがあります。しかしメカニカルはセイコーが持つ最高級ブランド・グランドセイコーが製造される工房で組み立てられた物もあり、機械式時計の弱点を最小限に抑えています。
・セイコーメカニカルシリーズの例
セイコーメカニカルはSARA、SARB、SARC…など沢山のシリーズがありバリエーションが豊富です。いくつか商品を見てみましょう。例えばSARN003の「複雑機構モデル」。これはグランドセイコーが製造される雫石高級時計工房で造られたキャリバー4S36が搭載されています。文字盤には7本の針があり、まさに複雑な見た目で近未来的なデザインです。次にSARB033。こちらはシンプルな3針デザインで場所を問わずに付けられます。背面はメカニカルシリーズの特徴のひとつであるシースルーバック。内部にあるローターなどが覗き、メカ好きにはたまらない構造となっています。SARB065は一見すると落ち着いたデザインですが、文字盤が青みがかったシルバーで、放射状になっており存在感があります。
・セイコーメカニカルの魅力を知り尽くそう
セイコーのメカニカルは長い腕時計の歴史の中で見れば、まだ若いほうです。それだけにこれからも進化していくと期待できます。しかし既に絶版になってしまった物もいまだに根強い人気を誇っており、腕時計マニアが買い求めるのも頷けます。それはやはり見た目もさることながら、高い技術力によって裏付けされた精度こそが支持されている理由でしょう。ベーシックモデルは4万円台からと設定されたメカニカルシリーズ。バラエティに富んでいるので高級な物も沢山あります。メカニカルの魅力は奥深く、1台だけでは語りつくせないかもしれません。
セイコーについての豆知識
1881創業
国産腕時計として日本国内はもちろん、日本の職人が持つ技術力に魅了された海外の愛好家からも人気が高いのが1881年に誕生したセイコーです。 知名度が高い腕時計のブランドが誕生するのはスイスが多いですが、スイスを発祥地として誕生したブランドの多くが1900年代初頭に誕生しているものの、セイコーは1881年の時点で既に創業していたため世界的に見てもいかに歴史が古い腕時計メーカーであるのかがわかります。
SEIKO5
早い段階から優れた設計とデザインが施されていたため1911年にスイスに市場を拡大させたところ、スイスをはじめとする世界各国で大ヒットを連発し特にSEIKO5というモデルはコンクールで栄誉ある賞を総なめにしたり、ブランドの存在感を確固たるものにするきっかけになりました。
世界初クォーツ式の腕時計
元来腕時計は使用前などに手でゼンマイを巻き上げて腕に装着する手動巻きの製品のみでしたが、今日では主流になっている電池を使用して駆動させるクォーツ式の腕時計を初めて販売したのもセイコーの偉業です。長い年月にわたり第一線を走ってきた国産腕時計ブランドのセイコーの中で、世界に最も大きな驚きを与えたモデルが1969年に世界で初めて発売されたクォーツ式のアストロンです。クォーツ式の場合5秒から8秒間が誤差として扱われていましたが、アストロンは1ヶ月間で僅か3秒しか誤差が生じないという著しい正確性を有していました。その後、オリンピックでアスリートの記録を計測するためのタイムキーパーとして採用されたり、ブランドが有している技術力を全て結集して作られたグランドセイコーを旗揚げするなど、腕時計を愛する愛好家達にとって憧れの存在となって歩みを続けています。
優れたデザイン
腕に着用した際にどのような場所に訪れても溶け込む事ができるデザイン性の中に、実直に製品開発に向き合って生み出されたムーブメントが搭載されているという物づくりへの姿勢に対して多くの方々が尊敬の念を抱いていますし、数多くの高級腕時計ブランドを排出しているスイスからも直々に認められています。
世界で初めてGPS機能とソーラー機能
実用性とデザイン性を意識しつつ、最先端の技術と仕組みを用いながら製品開発を進めていく様子は今日においても変わっておらず、世界で初めてGPS機能とソーラー機能を搭載させたモデルを発表したり、ゼンマイで駆動しているもののクォーツ式の腕時計と変わらぬ正確性を有しているモデルがあります。