オメガ スピードマスター 腕時計
時計に詳しくない人でも、スイスの高級腕時計メーカーであるオメガの名前を知っている人は多いのではないでしょうか。そのオメガの時計の中でも長い歴史を持ち、今でも人気を保ち続けているのがスピードマスターです。1957年にオメガは3つのモデルを発表します。1つ目がシーマスター、2つ目がレイルマスター、そして3つ目がスピードマスターです。
スピードマスターを世に知らしめたのがNASA公式の腕時計として正式採用され、数々のミッションで用いられたことでしょう。中でも1969年のアポロ11号の月着陸の際に、ニール・アームストロング船長と一緒に月面に降り立ったエドウィン・オルドリン宇宙飛行士が着けていたRef.105012-66は特に有名です。
スピードマスターの特長を挙げると、オリンピックなどの公式スポーツにも度々採用されるほどの信頼性の高さと高機能、そしてビジネスからカジュアルまで合う洗練されたデザインです。またバリエーションが豊富なのも特長で、ムーンウォッチ・プロフェッショナル・レーシングなどがあり、自分に合った1本を探しやすい腕時計です。
新品 オメガ スピードマスター 腕時計
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高騰するスピマスプロやムーンウォッチを扱うオメガ スピードマスター
オメガ スピードマスターとは
オメガ スピードマスターとは、スイスの時計ブランドであるオメガ(OMEGA)が手掛けている腕時計のコレクションのことです。スピードマスターは、同じくオメガのコレクションであるシーマスターにキャリバー321を導入したシーマスター・クロノグラフにヒントを得て開発されました。
1957年に初めて登場し、1968年にキャリバー861に変更、1997年にキャリバー1861に変更と、定期的にマイナーチェンジを行っています。近年、限定モデルの種類の多さや需要拡大などの理由から、中古相場が高まっており、中古で入手するのが難しくなっています。
宇宙で活躍する腕時計
オメガ スピードマスターは、宇宙で活動する宇宙飛行士に長年選ばれ続けている腕時計です。1969年7月、初めて月で着けられた時計となり、それ以降、最も有名なクロノグラフの1つに数えられることになりました。
1964年、当時のアメリカ航空宇宙局(NASA)は様々な時計メーカーから集められた時計の耐久度を試すテストを行いました。ほとんどの時計はそのテストで壊れましたが、スピードマスターは唯一壊れず、その耐久度を評価されてNASAに採用された背景があります(採用後、スピードマスター プロフェッショナル、通称スピマスプロに改名)。またその歴史に合わせた「ムーンウォッチ」というシリーズもスピードマスターから出ています。
耐久度が高い理由は?
オメガ スピードマスターは宇宙での活動に耐えられる耐久度の高さを持っているのが特徴ですが、それには様々な理由があります。たとえば、ケースが多重になっており、受けた衝撃を吸収する構造になっていることがあげられます。
それから自動巻きや日付表示といったクロノグラフの代表的な機能を省き、無駄のないシンプルな機構になっている点もスピードマスターの耐久度の高さの理由です。
また時計は風を防ぐために文字盤をガラスで覆っていますが、スピードマスターではこの風防の素材にプラスチックが採用されています。これは宇宙空間で割れたガラスが飛散しないようにするためです。
オメガ スピードマスターはスイスの時計ブランド・オメガが手掛けている腕時計コレクションの1つです。長年、宇宙飛行士やNASAから選ばれる耐久度の高さを誇り、宇宙での活動を支援し続けています。「ムーンウォッチ」や「スピマスプロ」といったモデルがあります。近年、いずれのモデルも中古価格が高騰しています。
オメガスピードマスターについての豆知識
オメガの中でも男性人気が高いと言われ、世界中から愛されているスピードマスターシリーズ。高性能な機能に美しいデザインとオメガならではの機能が詰まっています。歴史を語る上でも欠かせないアイテムでもあり、様々なエピソードを残しています。そこでオメガの代表作でもあるスピードマスターシリーズについて解説します。
オメガとは?どんなブランド?
オメガはスイスの最大手の時計メーカーで、1848年にルイ・ブラン氏によって立ち上げられたブランドです。オメガという名前はギリシャ語のアルファベットの最後に登場する文字から取られていて、「究極」という意味が込められています。1880年になると懐中時計の組み立て工房から本格的な時計メーカーとして生まれ変わり、数々の名作を生み出しています。1894年には高性能よキャリバーオメガを作成し、20世紀に突入するとオリンピックの公式時計に採用され、世界的な地位を確立したのです。
外周ベゼルにタキメーターを表示した世界初のウォッチ
スピードマスターシリーズはモータースポーツのための時計として開発されたもので、外周ベゼルにタキメーターを表示した世界初のウォッチです。針はアロー針からアルファ針に変更し、より視認性を高めています。レーサーなどが時計を見たときにすぐに時間が分かるように工夫されているのです。またケースには左右非対称となるリューズガードがあり、衝撃に対して強い設計になっています。
NASAに認められ、宇宙空間に連れて行った時計
スピードマスターシリーズの中で最も有名だとされているのが、スピードマスタープロフェッショナルです。プロフェッショナルは1969年に月に人類が初めて降り立ったときに、アポロ11号に乗っていたクルーが身に着けていた時計として一躍有名になりました。 本来は市販の時計として売られていたのですが、その精巧さがNASAに認められ、宇宙空間に連れて行くことになりました。さらに耐熱性や耐寒性、耐衝撃性などのテストにクリアし、月に行くことが出来る性能だと証明しました。誕生当初はムーンウォッチと名付けられていましたが、進化を遂げながらプロフェッショナルという名前で現在まで残り続けています。 見た目はシックな色合いで、スーツなどかしこまった服装はもちろんのこと、カジュアルなファッションにも合います。手巻きムーブメントを採用しているので壊れにくく、耐久性に優れているのが魅力です。
種類が豊富
スピードマスターシリーズにはプロフェッショナル以外にもコーアクシャルやコーアクシャルクロノメーター、ムーンウォッチ9300などがあります。コーアクシャルはオメガだけのムーブメントを採用していて、パーツの摩擦を最大限まで抑えているのが特徴です。機械式の時計は数年ごとにメンテナンスが必要ですが、コーアクシャルは10年に一回掃除するだけです。コーアクシャルクロノメーターは60時間のパワーリザーブとなっています。コーアクシャル機構のキャリバーが搭載されているので、壊れにくくて頑丈です。ムーンウォッチ9300は3時と12時の位置に30分積算計があるユニークな見た目です。1957年に発表された初代のスピードマスターをイメージしています。