パルミジャーニ・フルリエ トンダ 腕時計
パルミジャーニ フルリエは創業者であるミシェル・パルミジャーニが1976年にスイスのクーヴェにて開いた時計修復専門の工房を出発点としており、博物館に収蔵されている歴史的な時計を修復するなどして評価を高めていきます。1996年、サンドファミリー財団の援助のもと、ブランドとしてのパルミジャーニ フルリエを設立します。世界三大複雑機構の一つに数えられるトゥールビヨンを搭載したトンダ42トゥールビヨンを2008年に発表。搭載された30秒トゥールビヨンによって機構の性能を倍増させムーブメントの正確性の向上に成功しました。
パルミジャーニ フルリエトンダは現在のコレクションで最も豊富な種類が用意されています。創業者の生年を由来とするトンダ1950を筆頭に1950リュヌ、メトログラフ、カランドリエ アニュエル、メトロポリタン、エミスフェールなど多彩なラインナップが展開されています。ムーブメントは大半が自動巻で、一部は手巻。ブランド哲学の根幹である伝統的な時計芸術を背景としたデザインは華美過ぎず卓越した優雅さを漂わせています。洗練された雰囲気で男女問わず着用できます。パルミジャーニ フルリエの象徴とも言えるトンダは各パーツからデザイン、製造に到るまでブランドの美学を体現する存在です。
新品 パルミジャーニ・フルリエ トンダ 腕時計
パルミジャーニ フルリエという小さな宇宙
パルミジャーニ・フルリエの中でも、トンダシリーズは、初の丸形時計として注目を集めました。イタリア語で「丸」を意味するこのシリーズは、美しいフォルムと華やかな文字盤で、男女問わず愛されています。ですが、なぜここまでパルミジャーニ・フルリエは人々に愛されているのでしょうか。「神の手」を持つ時計職人として知られるパルミジャーニ・フルリエがどのようにトンダシリーズを生み出したのか、その秘密の片鱗を紹介します。
・パルミジャーニ・フルリエという天才時計職人
パルミジャーニ・フルリエの創業者であるミシェル・パルミジャーニは、1950年にスイスのフルリエ近郊に誕生しました。時計職人として彼の才能が周囲に知れ渡ったキッカケは、彼が修復は不可能だと誰もが思った「シンパテイック・クロック」の修復に見事成功した事でした。設計図さえ失われたこの時計は、その複雑な構造から、専門家さえ諦めていたのです。その不可能を可能にした時計職人が、ミシェル・パルミジャーニでした。彼がなぜ「神の手を持つ男」と称されるのかが分かるエピソードです。そして、彼の偉業はこれだけではないのです。昔から時計製造といえばスイスという概念が大きく覆される危機が訪れていたのです。その原因は、日本製のクォーツ時計の誕生です。機械式の時計は次第に人々の関心から遠ざかっていました。ミシェル・パルミジャーニはその危機を見事に救ったのです。周囲に反対されても、黙々と機械式時計を作り続け、スイスの機械式時計を再び盛り上げたのです。彼は、国の文化遺産を見事に救ったのです。
・パルミジャーノ・フルリエだからこそのこだわり
パルミジャーノ・フルリエが愛される理由は、その細部に渡る精密さです。なぜ、ここまで細部に至るまで精密なのかと言うと、それは、ミシェル・パルミジャーノが元々は時計修理士だったからです。彼が上級時計師資格を20代という若さで取得して、修復専門の会社を設立し、その後、1996年に自身のブランド「パルミジャーノ・フルリエ」を設立しました。そして、製造から全てを行うマニュファクチュールでも、他社の部品を使う事がある中、パルミジャーノ・フルリエは自社で重要な部品を造り出しているのです。その細部にまでのこだわりに、多くの時計愛好家が惚れるのです。
・トンダシリーズの魅力
パルミジャーノ・フルリエでも人気の高いシリーズとして知られるトンダシリーズは、そのシンプルなデザインが魅力です。トンダシリーズの中でも特別な存在なのが、「トンダ1950」です。この時計は、創業者であるミシェル・パルミジャーノに敬意を表す為に造られた時計なのです。限りなく薄い文字盤は、ミシェル・パルミジャーノの黄金律によりデザインされ、その内部は複雑な作りに仕上がり、時計をこよなく愛する人々を魅了しました。シンプルなフォルムと一分の隙もない見事な構造。それらの一体感がトンダシリーズの魅力なのです。
・パルミジャーノ・フルリエの更なる進化
パルミジャーノ・フルリエは、これからもますます進化していく時計メーカーです。それは、あらゆる時計愛好家の好奇心をくすぐる物ばかりです。これまでの伝統や歴史を守りつつも、斬新なデザインを取り入れて、進化を続けていくのです。その未知数の可能性は、まさに小さな宇宙と言っても過言ではありません。機械式時計の美しさを再認識したい時に、パルミジャーノ・フルリエの時計に注目してはいかがでしょうか?今までとは違う発見が出来るかもしれません。