大人の楽しみ!手巻き式ムーブメントを搭載した腕時計おすすめ10選!
かつて時計は、自分でゼンマイを巻く必要がありました。現在は自動でゼンマイが巻かれる自動巻きや電池で動くクォーツ式が主流になっています。手巻き式ムーブメントは、手間はかかりますが「こだわりの詰まったモデル」が多いのが特徴です。この記事を読んで手巻き式ムーブメントを搭載したモデルの魅力を楽しんでほしいと思います。
手巻き式ムーブメントとは?特徴と注意点
腕時計の動力源は、1920年代まで手巻き式ムーブメントだけでした。自動巻きやクォーツ式が主流となった今でも、手巻き式ムーブメントを採用しているモデルは多いです。手巻き式ムーブメントの腕時計は、大切に使えば長く使えます。長くつかうためには特徴をしっかり把握することが、重要なポイントになります。
■ムーブメントは3種類
腕時計の動力源は、主にゼンマイで動く「機械式」と電池で動く「クォーツ式」の2種類です。「機械式」は、ゼンマイの巻き方によってさらに「手巻き式」「自動巻き」にわかれます。「手巻き式」は、自分でリューズを使ってゼンマイを巻かなければなりません。「自動巻き」は、腕につけている間は自動でゼンマイが巻かれます。
■手巻き式ムーブメントの魅力
自動巻きムーブメントには、ゼンマイを巻くローターがついています。手巻き式ムーブメントにはありません。手巻き式ムーブメントは、ローターがない分パーツが少ないので軽いです。ローターに関連した故障もありません。自らの手でゼンマイを巻くというのも腕時計の魅力を楽しむひとつです。裏側からムーブメントが見えるモデルも多いので、趣味のひとつとしてオススメできます。
■手巻き時計の正しい使い方と注意点
手巻き時計は、リューズを回してゼンマイを巻き上げて使用します。ムーブメントの種類や個体差などにより、 巻き上げの回数に違いがありますが、リューズが重くなるまでゼンマイを巻き上げます。巻き上げ回数は約40~50 回ほどが目安となり、ゼンマイを巻ききった状態から約2日ほど駆動します。 手巻き時計のゼンマイには巻き止まりがあり、最大まで巻き上げるとリューズが動かなくなります。ゼンマイを 巻ききった状態から更に巻き上げようとすると、ゼンマイが切れてしまいますので、ご注意ください。 手巻き時計に使用されているヒゲゼンマイはかなり繊細に造られています。時計の中で絡まってしまったり、リ ューズや心棒など他の部品にも負担がかかりますので、ゼンマイの巻き上げは1日1回を目安に行ってください。
シンプルだから使いやすい 3針モデル7選
ここでは、「時」「分」「秒」がわかりやすい、シンプルな3針モデルを紹介していきます。3針モデルは日付などの調整はありませんので使いやすい仕様になります。3針モデルは、センターに秒針があるタイプとスモールセコンドが別に付いているタイプがあります。パワーリザーブ表示機能の有無も注目したいポイントです。
■グランドセイコー SBGW231
商品ページはこちら
グランドセイコー SBGW231の仕様:
直径:37.3mm
ケースの厚さ:11.6mm
重さ:61g
ムーブメント:手巻き(キャリバー 9S64)
パワーリザーブ:約72時間
グランドセイコーは、世界に通用する腕時計を開発するために誕生したブランドです。長く使えるように「セイコースタイル」を生み出しています。SBGW231は、以前に発売したモデルの復刻版です。アイボリーの文字盤とシルバーのインデックスの組み合わせは、クラシカルな印象を与えます。
あわせて読みたい記事:
■ノモス タンジェント 139
商品ページはこちら
ノモス タンジェント 139の仕様:
直径:35mm
ケースの厚さ:6.6mm
ムーブメント:手巻き(キャリバー アルファ)
パワーリザーブ:約43時間
防水:3気圧(30m)
ノモスは、ドイツのブランドで見やすさに特化しています。亜鉛めっきに白銀仕上げの文字盤に、高温で焼かれた青焼きの針が目立つデザインです。スモールセコンドは、6時の位置に搭載されています。ケースの直径が35mmと性別に関係なく使えるサイズになっているのも魅力のひとつです。
■ノモス オリオン 306
商品ページはこちら
ノモス オリオン 306の仕様:
直径:35mm
ケースの厚さ:8.7mm
ムーブメント:手巻き(キャリバー アルファ)
パワーリザーブ:約43時間
防水:3気圧(30m)
ホワイトの文字盤にシルバーの針とインデックスを組み合わせたモデルです。インデックスには、バータイプが採用されています。スモールセコンドは、6時の位置です。オリオンはドーム型で曲線を意識したデザインになっているので、他のシリーズに比べてケースが厚くなっています。
合わせて読みたい記事:
グラスヒュッテの栄光を再び「ノモス グラスヒュッテ」10選!
■ハミルトン カーキ フィールド メカ H69439931
商品ページはこちら
ハミルトン カーキ フィールド メカ H69439931の仕様:
直径:38mm
ムーブメント:手巻き(キャリバー H-50)
パワーリザーブ:約80時間
防水:5気圧(50m)
ハミルトンは、アメリカで誕生しました。カーキ フィールドは本格的なミリタリーウォッチで、特にH69439931は1960年代に発売したモデルの復刻版になります。インデックスと針には、蛍光塗料が使われています。ストラップはダークグリーンのNATOストラップです。
■ジャガー・ルクルト レベルソ Q2438520
商品ページはこちら
ジャガー・ルクルト レベルソ Q2438520の仕様:
ケースサイズ:42.9mm×25.5mm
ケースの厚さ:7.5mm
ムーブメント:手巻き(キャリバー 822/2)
パワーリザーブ:約42時間
防水:3気圧(30m)
ジャガー・ルクルトは、世界三大時計ブランドにムーブメントを提供する技術的に優れたブランドです。レベルソは、文字盤を180度回転させることができます。スモールセコンドは、6時の位置です。幾何学模様やベゼルの周囲に沿って施された装飾は、1930年代に流行したアールデコ様式を思わせます。
あわせて読みたい記事:
■ウブロ ビッグ・バン メカ-10 414.NI.1123.RX
商品ページはこちら
ウブロ ビッグ・バン メカ-10 414.NI.1123.RXの仕様:
直径:45mm
ムーブメント:手巻き(キャリバー HUB1201)
パワーリザーブ:約240時間
防水:10気圧(100m)
1979年に誕生したウブロは、創業当初からゴールドケースとラバーベルトを組み合わせたモデルなどを発売してきました。ビッグ・バンは「フュージョン(融合)」をテーマに掲げています。文字盤は、ムーブメントが表側から見えるスケルトンです。3時の位置にはパワーリザーブの残量で、6時の位置には残りの日数が表示されます。9時の位置にあるのは、スモールセコンドです。ブラックのチタン製ケースとブラックのラバーストラップの組み合わせが力強さを生み出しています。
合わせて読みたい記事:
ウブロ ビッグバン :意外な素材の組み合わせで世界を驚かせる!
■パネライ ルミノール エイトデイズ パワーリザーブ アッチャイオ PAM00795
商品ページはこちら
パネライ ルミノール エイトデイズ パワーリザーブ アッチャイオ PAM00795の仕様:
直径:44mm
ムーブメント:手巻き(キャリバー P.5002)
パワーリザーブ:約192時間
防水:30気圧(300m)
パネライは、イタリアの時計ブランドです。ルミノールには、ロック式リューズプロテクターが付いています。文字盤はサンドイッチ構造です。インデックスにベージュのスーパールミノバが使われています。スモールセコンドは、9時の位置です。5時の位置にはパワーリザーブ表示機能の針には、1990年代後半に使われていたアロー針が採用されています。
日付合わせが重要 日付表示機能を搭載したモデル2選
腕時計には、時間と日付がわかるモデルも多く存在します。ここでは、日付表示機能を搭載したモデルを紹介していきます。日付表示機能を使うときは、日付を合わせるタイミングが重要です。長く使い続けるためには、日付を合わせるタイミングを決めておくことをオススメします。
■日付を合わせるタイミング
日付は、「りゅうず」を回してあわせます。パーペチュアルカレンダーを搭載していないモデルの場合は、閏月や30日までしかないときに日付を合わせる必要があります。日付は、午後9時から午前4時頃にゆっくりと切り替わります。切り替わる間に「りゅうず」を回すと故障の原因になるので、日付をあわせる際は時間に注意が必要です。
■オメガ デ・ヴィル トレゾア 435.13.40.21.03.001
商品ページはこちら
オメガ デ・ヴィル トレゾア 435.13.40.21.03.001の仕様:
直径:40mm
ムーブメント:手巻き(キャリバー オメガ8910)
パワーリザーブ:約72時間
防水:3気圧(30m)
フランス語で「街・都会」の意味を持つデ・ヴィルは、オメガの中でもシンプルでクラシカルなデザインを持つシリーズです。トレゾアはとても薄くて、腕に馴染みやすくなっています。このモデルは、ブルーの文字盤に18Kホワイトゴールドの針とインデックスを組み合わせたデザインです。日付は6時の位置に表示されます。ケースは裏側からムーブメントが見えるシースルーバック構造です。ブルーのレザーストラップが、カジュアル感を生み出しています。
あわせて読みたい記事:
■IWC ポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズ 150イヤーズ IW510212
商品ページはこちら
IWC ポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズ 150イヤーズ IW510212の仕様:
直径:43.2mm
ケースの厚さ:12.3mm
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 59215)
パワーリザーブ:約192時間
防水:3気圧(30m)
IWCは、アメリカ人がスイスで創業したブランドです。ポルトギーゼは、航海に挑むポルトガル商人のために懐中時計をモチーフにして作られたシリーズです。ホワイトの文字盤に青い針が目立つこのモデルは、1000本限定で作られました。スモールセコンドは6時の位置で、日付は3時の位置に表示されます。ケースは、シースルーバック構造です。パワーリザーブは時計の裏面に表示されるので、後どのくらい稼働するのかがわかりやすくなっています。
合わせて読みたい記事:
こだわりを詰め込んだ クロノグラフ搭載モデル
機械式時計には、クロノグラフ機能を搭載したモデルも多くあります。ここから見ていくのは、クロノグラフ機能とタキメーターを搭載したモデルです。クロノグラフ機能は、使い方を間違えると故障につながります。クロノグラフ機能でできることはもちろんですが、正しい使い方を覚えるのも重要です。
■クロノグラフ機能とは
クロノグラフ機能とは、ストップウォッチのように時間を削る機能のことです。2時と4時の位置に付いたボタンをつかって、一定の時間をはかることができます。はかった時間が表示されるのは、中央にあるクロノグラフ針と文字盤にある計器です。ベゼルと併せて使うことで、時速や潜水時間をはかることができます。
■クロノグラフ機能を使うときの注意点
クロノグラフ機能は、2時の位置に付いたボタンでスタートとストップはできます。4時の位置のボタンを使用するとリセットが可能になります。リセットは、必ずストップしてからおこないます。針ズレを防ぐためにも順番を守ることが大切です。
■オメガ スピードマスター 311.30.42.30.01.005
商品ページはこちら
オメガ スピードマスタームーンウォッチプロフェッショナル 311.30.42.30.01.005の仕様:
直径:42mm
ムーブメント:手巻き(キャリバー オメガ1861)
パワーリザーブ:約48時間
防水:5気圧(50m)
オメガのスピードマスターは、カーレーサー向けに作られたモデルです。ベゼルには時速を知るのに便利なタキメーターが搭載されています。3時の位置は30分積算計で、6時の位置は12時間積算計です。スモールセコンドは、9時の位置についています。ストラップは「ステンレススチール製のブレスレット」「丈夫なNATOストラップ」「宇宙飛行士仕様のストラップ」の3種類です。使うシーンに合わせて自由に付け替えできます。
合わせて読みたい記事:
まとめ
今回は、弊社がオススメする手巻き式ムーブメントを採用したモデルを紹介しました。手巻き式は、自分でゼンマイを巻く必要があります。時計を好む人の中には、ゼンマイを巻く時間を楽しみにしている方もたくさんいます。手巻き式ムーブメントは、大人が楽しめるモデルとしてオススメできます。
あわせて読みたい記事: