時計初心者必見!有名なムーブメントメーカーを知ろう!
時間を確認する必要な道具と言えば時計です。しかしそのようによく使う時計について詳しく知らない人は多いのではないでしょうか。当たり前のように身近に存在する道具だからこそ、しっかり理解しておきたいですよね。時計に触れる機械の多い人や、時計の知識に興味がある人に向けて、ムーブメントや製造会社について伝えていきます。
ムーブメントの知識まとめ
ムーブメントは大きく二つの種類に分けられる
ムーブメントは、時計が動くためにはなくてはならない部分です。動力を生み出すパーツのため、ここが壊れると時計が機能しなくなってしまいます。ムーブメントの主な種類は、機械式とクオーツ式の二つに分けられています。電池で動く物がクオーツ式の時計で、ぜんまいを巻aいて動かす物が機械式の時計です。電池エネルギーが続く限り動き続けるクオーツ式と違い、機械式の時計はこまめにぜんまいを巻きなおす必要があります。機械式時計のムーブメントの魅力は、時計が動くための独特の仕掛けがある点や、機能美がある点です。
ETA社は安心感のあるムーブメント製造で有名
ETA社は、ムーブメント製造を行っている主な会社の内の一つです。この会社が生み出すムーブメントの特徴は、広く流通しているという点です。様々な時計に使われているムーブメントであるため、壊れた時に手早く修理してもらいやすいというメリットがあります。大量に生産されている事から希少性は低いですが、メンテナンス面で困る事が少ないのが良い点です。ただし大量生産されているため、時計のデザインがどれも似たようなものになってしまっているというデメリットがあります。
セリタ社はETA社のムーブメントと汎用性のある点が特徴
多くの人が知っているETA社ですが、そんな会社の代替用ムーブメントを製造しているのがセリタ社です。しかしセリタ社のムーブメントは、最初から知名度があったわけではなく、2010年になってから多くの注目を集めます。きっかけは、その年にETA社が半完成ムーブメントの出荷を停止するといった問題が起きたためです。それから、代替用のムーブメントを製造しているセリタ社のメリットに目がいくようになりました。今までETA社のムーブメントで動いていた時計にセリタ社の物を使用しても、しっかり機能してくれます。有名なムーブメントの製造会社よりは知名度が劣るもの、伸びしろを感じさせる会社として有名です。
時計のムーブメントはかかす事ができない動力
時計のムーブメントと聞くと難しそうなイメージが浮かんでくるかもしれませんが、時計の動力部分だと理解しやすくなります。ムーブメントは、時計が時を刻むためにはなくてはならないパーツです。そんな働き者のムーブメントを製造する会社はいくつかありますが、安心して長年使い続ける事ができるムーブメントの製造会社は、ETA社と覚えておくと便利です。
自社ムーブメントを知っておこう
市販されている腕時計にはムーブメントが使われています。これは腕時計の駆動に関係する重要な機械です。ムーブメントがない腕時計は時計として機能しません。ちなみにムーブメントには自動巻きや手巻きなどいくつかのバリエーションがあります。ここでは自社製のムーブメントについて詳しく紹介をするので腕時計購入時の参考にすると良いでしょう。
タグ・ホイヤーのムーブメントは低価格が売り
商品ページはこちら
タグホイヤーの自社ムーブメントは2010年に発表されました。キャリバー1887という自社ムーブメントで日本メーカーの開発したムーブメントの設計をそのまま転用して作られています。手の届く贅沢品をコンセプトに作られているだけにコストパフォーマンスに優れた商品です。これにより従来よりも低価格でタグ・ホイヤーの腕時計を購入できるようになりました。
ロレックスのムーブメントは時計界に革新をもたらすものが多い
商品ページはこちら
ロレックスの自社ムーブメントは限りなく薄く耐久性やメンテナンス性も重視して作られています。1931年には自動巻き機構パーペチュアルというものを開発します。これは360度回転するローターにより自動的にゼンマイを巻き上げるシステムを採用します。さらに2000年代には耐震装置パラフレックスを装備したものや、アニュアルカレンダーを装備したムーブメントなど革新的なものを作り上げています。
ゼニスのムーブメントは振動数の高さが強み
商品ページはこちら
ゼニスの自社ムーブメントにはエル・プリメロというものがあります。これは世界初の自動巻きクロノグラフとして知られているものです。振動数が36000/時を誇っています。基本的に腕時計は振動数が多ければ多いほど時計の精度が増します。高級腕時計は振動数が28800のものが多くエル・プリメロは他を凌ぐ振動数を誇っているのがメリットです。
パテックフィリップのムーブメントは芸術的な装飾技術がある
商品ページはこちら
パテックフィリップの自社ムーブメントはいくつかのモデルがあります。中でも古くからラインナップされているのが1978年に誕生したキャリバー240です。これは2.53mmの薄型モデルながら永久カレンダーやワールドタイムなどを装備しています。パーツはすべて自社工場にて磨き上げられていて独特の装飾が施されています。また品質基準として独自のパテックフィリップシールが付属します。
オメガは耐久力の高い独自のムーブメントを採用している
商品ページはこちら
オメガの自社ムーブメントといえばCO-AXIAL9300です。これは摩擦が少なく壊れにくいという独自の強みがあるムーブメントです。ムーブメントは3年から5年に一度オーバーホールを行い整備をしないといけません。CO-AXIAL9300は耐久性が高いためオーバーホールの間隔も8年から10年に伸びています。そのためオーバーホールの費用も通常の時計と比べて半分くらいで済みます。
ブランドごとに独自の強みがある
ムーブメントは時計の駆動に関係する需要なパーツです。それぞれのブランドにより耐久性を重視したものから、精度を重視したものまで独自のムーブメントがあります。中には芸術性を重視したものまであるのでバラエティ豊かです。腕時計を選ぶときはムーブメント独自の強みも重要になるでしょう。どのような部分を重視するのかで腕時計を選択をするとよいです。
合わせて読みたい記事: