1度は行ってみたいスイスにあるおすすめの時計ミュージアム!
スイスには時計の歴史や時計作りに関する資料をじっくりと見ることができる時計ミュージアムが数多く存在します。こちらの記事では、16世紀後半にフランスから亡命した時計職人が時計作りの技術を伝え、スイスの時計産業の発祥の地となったジュネーヴ地方や、ユネスコ世界遺産に時計産業都市として登録されているラ・ショー・ド・フォンなど、時計好きなら見逃せない聖地に建つ時計ミュージアムについて詳しく紹介していきます。
歴史を感じるパテックフィリップ時計博物館
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ジュネーヴの中心地に建つパテックフィリップ時計博物館は、1975年にパテックフィリップの社長が購入し、時計の部品を作る工場として使っていた建物を改装してできた博物館です。1階には工場として使われていた当時の様子をうかがい知ることができる道具類や作業机などが展示されており、時計作りの歴史について学ぶ事ができます。またアンティークの時計を修理してくれる工房も併設されているため、実際に職人の仕事ぶりを見ることも可能となっています。
ほかにはビクトリア女王の時計のコレクションも見学ができ、女王が愛した名品をじっくりと眺められます。エレベーターで上がれる4階には時計について書かれた書物が約4000冊以上も収集されている図書館や、パテックフィリップの社長のオフィスを再現した部屋などもあり、時計を愛する人々の思
オメガの魅力を伝えるオメガミュージアム
出典:オメガミュージアム
スイスのビール / ビエンヌにあるオメガミュージアムは、ムービーやアクティビティなどを用いてオメガの歴史を知ることができるスポットです。もとは1983年に予約制の時計博物館としてオープンしたオメガミュージアムは、2010年に一般の方も入れる場所としてリニューアルされ、2019年に新しい建物へと移転し、さらに見応えのある博物館となりました。館内にはオメガの歴史に関する資料や歴代モデルが展示されており、ファンにはたまらない場所となっています。
また、時計のムーブメントのなかを歩いているような体験ができるエリアや、最新のモデルについて紹介するショーケースもあり、熱心な時計ファン以外でも楽しく見てまわりやすい博物館となっています。ちなみに入館料は無料なので、お金をかけずに旅行したい時にもおすすめです。
色々な時計を展示する国際時計博物館
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フランスとの国境の近くにあるラ・ショー・ド・フォンでは、時計学校のなかにあった資料館を博物館にした国際時計博物館を見学することができます。この博物館には数多くの腕時計や仕掛け時計、壁掛け時計が展示されており、収蔵している全ての時計を合わせると4500点を超えるともいわれています。館内には大きな歯車が組み合わさってできた昔の大時計や、貴族が愛用した美しい時計、懐中時計を分解して内部が見えるようにした展示物などが飾られており、見どころが盛り沢山です。また、日本の和時計などをはじめとする世界の時計の展示コーナーや、時計職人の作業机が並ぶエリア、高級ブランドの腕時計を展示するエリアなどもあるため、最後まで飽きずに見学しやすくなっています。
スイスの時計ミュージアムは見応えある学びの場
スイスで時計について学んでみたり様々なブランドの時計を見てみたいなら、時計ミュージアムは是非訪れておきたいスポットです。歴史を感じさせるアンティークの時計を間近で眺めたり、昔の職人が使っていた道具を見たり、歯車などの部品をじっくりと観察すれば、時計への愛着もより深まりそうです。時計産業が盛んなスイスには貴重な時計や資料が展示してある博物館も多いため、時計についてより深く知りたい方にもおすすめです。
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