世界三大時計:パテックフィリップオススメ7選!
世界的に有名な腕時計メーカーは数多くあります。その中でも特に格式高いと認識されているのが、パテックフィリップです。パテックフィリップは、スイスの時計メーカーでヴァシュロンコンスタン・オーデマピゲと並び、高級腕時計の「御三家」のひとつとして知られています。
スイスの腕時計で最高級品質を示すマークに「ジュネーブマーク」があります。「ジュネーブマーク」は、600時間のテストで12項目の条件全てをクリアした時計につけられます。
パテックフィリップは、「ジュネーブマーク」の条件より厳しい条件をクリアした証明として「パテックフィリップシール」がついています。
高い品質とシンプルなデザインが人気のパテックフィリップには、「ノーチラス」・「アクアノート」・「カラトラバ」の3つのシリーズがあります。徹底した品質保持にこだわりのあるメーカーのパテックフィリップの腕時計を今回は、シリーズ別にオススメの型番を見ていきましょう。
パテックフィリップのスポーツウォッチ ノーチラス
ノーチラスは、1976年にパテックフィリップ初のスポーツウォッチとして発売されたシリーズです。ケースのデザインは、潜水艦「ノーチラス号」の窓を参考に作られています。
ノーチラスは、丸みを帯びた8角形のベゼルが特徴です。ノーチラスのベゼルには、「耳」と呼ばれる突起物が左右についています。「耳」がついていると、通常よりも衝撃に強くなっています。ここからは、ノーチラスの中でも、人気の高い型番を紹介していきます。
ノーチラス 5711/1A-010
ノーチラス 5711/1A-010の仕様
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き式(キャリバー 26-330 S C)
パワーリザーブ:約45時間
防水:120m
5711/1A-010の文字盤は、ブラック・ブルーです。横線が入っているようなデザインが特徴となっています。文字盤に印字されているのは、大きめのインデックスのみです。5分おきについているインデックスと短針と長針は、夜行塗料が施されていて、暗闇になると光りだします。文字盤に記載されている内容が少ないので、時間の把握はしやすくなっています。3時の位置には、日付表示窓がついています。
5711/1A-010のケースとストラップは、ステンレススチール製です。裏側は、シースルー構造となっています。
ノーチラス 5712/1A-001
ノーチラス 5712/1A-001の仕様
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 240 PS IRM C LU)
パワーリザーブ:48時間
防水:60m
5712/1A-001の文字盤は、ブラック・ブルーです。秒針がついていませんが、4時の位置についているスモールセコンドで何秒か把握可能になっています。7時の位置には日付、10時の位置にはパワーリザーブが表示されています。日付は、針で確認するタイプです。日付表示部分は、星と月の絵が印象的となっています。パワーリザーブとは、ゼンマイを巻き上げてから時計が止まるまでの時間のことです。
5712/1A-001は、自動巻き式の時計なので、腕につけている間はゼンマイが自動的に巻かれ続けます。最後にゼンマイが巻き上げられてから、時計が止まるタイミングを確認可能です。
ノーチラス 5990/1A-001
ノーチラス・トラベルタイム・クロノクロス 5990/1A-001の仕様
直径:40.5mm
ムーブメント:自動巻き式(キャリバー CH 28-520 C FUS)
パワーリザーブ:約55時間
防水:120m
5990/1A-001は、GMT機能とクロノグラフ機能を兼ね備えたタイプです。5990/1A-001は、ブラック・グラデーションの文字盤に夜光塗料が塗られたインデックスがついています。文字盤の周りに細かい目盛りがあって、詳細な時間を把握することが可能です。外側の細かい目盛りのほうに、数字がふられて位います。
12時の位置は日付表示機能、6時の位置はスモールセコンドです。5990/1A-001の場合、9時の位置についたボタンでローカルタイムの時間を調節します。ローカルタイムの表示は、スケルトンの短針です。
ベルトとケースは、ステンレススチール製で、裏側はシースルー構造となっています。長さ調節がしやすい3連リンク式です。
スポーティとシンプルを兼ね備えた時計 アクアノート
1997年にパテックフィリップが、ノーチラスに次ぐスポーツモデルとして発売したのが、アクアノートです。アクアノートは、カラトラバとノーチラスの中間的なデザインと言われています。アクアノートのケースは、完全な丸ではありません。ノーチラスに比べると、全体的に丸みを帯びているからです。
ノーチラスと異なり、アクアノートのケースの側面には「耳」もついていません。アクアノートの場合、トロピカルバンドと呼ばれるストラップを使用していることが多くなっています。トロピカルバンドとは、パテックフィリップ社が独自に開発した天然ゴム製のベルトです。水・引っ張る力・紫外線による影響を受けにくい仕様となっています。
アクアノートは、ストラップ・ケースの素材が異なるとそれぞれの個性が出て印象が大きく変わるのが特徴のひとつになります。
アクアノート 5167A-001
アクアノート 5167A-001の仕様
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き式(キャリバー 324 S C)
パワーリザーブ:約45時間
防水:120m
5167A-001の文字盤は、エンボス加工が施されたブラックです。インデックスは大きめで、ローマ字も1から12までふられています。3時の位置には、日付表示機能もついていますので、日付と時間が同時に確認できます。ケースは、ステンレススチール製で後ろはシースルー構造になっているので、ムーブメントの動きも楽しめます。ブレスレットは、ブラックのトロピカルバンドです。バンドを止める部分は、折りたたみ式のバックルになっています。
アクアノート 5167/1A-001
アクアノート 5167/1A-001の仕様
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き式(キャリバー 324 S C)
パワーリザーブ:約45時間
防水:120m
5167/1A-001の文字盤は、エンボス加工が施されたブラックです。白い数字と針は暗くなると光り輝きます。3時の位置に日付が表示されるところやケースがステンレススチール製であることも、5167A-001と同じ仕様になっています。
ステンレススチール製のブレスレットが使用されています。コマが横に3つ並んだ3連リンク式なので、長さも調節しやすくなっています。
5167A-001と5167/1A-001は、基本的なデザインは似ていますがストラップが違います。ストラップの違いが、2つの腕時計の印象を大きく変えています。
アクアノート 5167R-001
アクアノート 5167R-001の仕様
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き式(キャリバー 324 S C)
パワーリザーブ:約45時間
防水:120m
5167R-001の文字盤は、エンボス加工が施されたブラウンです。針やインデックス部分のローマ数字は、ゴールドで縁取りされています。
3時の位置で日付も確認可能になっています。ケースは、ローズゴールドでできていいます。金色という表現よりも赤みを帯びた茶色に近い色です。ストラップもブラウンのトロピカルバンドが使用されています。
全体的に赤みを帯びた茶色が使われているので、ステンレススチール製の時計とは異なる印象になっています。
高機能を備えた時計 カラトラバ・パイロット・トラベルタイム
View this post on InstagramA post shared by The Watch Company_Tokyo (@thewatchcompany_japan) on Jun 10, 2020 at 1:15am PDT
カラトバシリーズは、1932年に設計されたRef.96をもとに作られています。カラトバシリーズ最大の特徴は、シンプルなデザインです。ラトバシリーズの多くが、シンプルな丸形をしています。パテックフィリップの代表的なシリーズのひとつとしてカラトバシリーズの中でも独創性が高いと言われているのが、2015年に発売された5524G-001です。現在では、希少価値も高くなっている5524G-001を紹介していきます。
カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 5524G-001
カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 5524G-001の仕様
直径:42mm
ムーブメント:自動巻き式(キャリバー 324 S C FUS)
パワーリザーブ:約40時間
防水:60m
5524G-001には、2ヶ所の時間を把握できるGMT機能が搭載されています。短針が2つついているので、白く縁取られたスケルトンの短針で別の場所の時刻を表示することが可能です。
現地時間を示す短針をはじめ長針やローマ数字のインデックスには、蛍光塗料が塗られています。インデックスは、現地時間と別の場所の時間が共通になっています。ブルーの文字盤には、「LOCAL」「HOME」と2ヶ所に丸い窓が開いているので、昼夜を確認することができます。日付は、6時の位置に1から31までの目盛りがあって針で確認可能です。
パテックフィリップは、5524G-001以外にもGMT機能を搭載したタイプを発売しています。5524G-001からあらたに採用されたのが、「ロック機能」です。パテックフィリップは、8時と10時の位置にローカルタイム変更ボタンがついています。5524G-001は、ロック機能が搭載されたことで、誤作動を防ぐことができるようになりました。裏側がシースルー構造になっています。またストラップは、カーフスキン(子牛の革)になります。
まとめ
パテックフィリップは、ケースのデザインによって「ノーチラス」・「アクアノート」・「カラトバ」にわかれます。
どのシリーズにも共通していることは、シンプルなデザインと高い機能性です。シリーズによって印象が異なりますので、自分に適したデザインを選ぶことをオススメします。
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