ダイヤモンドの輝きを身近に ショパール ハッピーダイヤモンド6選
ショパールの人気モデルのひとつがハッピーダイヤモンドです。今回は、腕時計の中で動くダイヤモンドの輝きを楽しめるハッピーダイヤモンドの魅力を説明していきます。「ショパール ハッピーダイヤモンド」の中から弊社が厳選した6本の腕時計を紹介します。この記事を読んで自分に合う1本を選ぶ参考にしてください。
宝石と時計の魅力を引き出す ショパールの歴史
ショパールは、主にジュエリーと時計を製造しているスイスのブランドです。ショパールの魅力を知るためにも、ショパールの歩んだ歴史から説明していきます。
■はじまりは名門時計工房
スイス・ジュラ山脈の近くにあるソンヴィリエに住む農家は、時計を組立てて冬の収入を補っていました。ルイ-ユリス・ショパールは、1860年に時計工房を設立します。
ショパールは、懐中時計とクロノメーターを専門に取り扱っていました。彼の作る作品は、精度が高いのでスイス連邦射撃祭とスイス鉄道の公式時計に任命されます。
ショパールの時計は、海外でも人気がありました。19世紀には、ロシア皇帝ニコライ2世の宮廷でショパールの時計が使われています。
1915年に会社を引き継いだポール-ルイ・ショパールは、工業都市ラ・ショー・ド・フォンに支店を開きました。1937年には、会社をジュネーブに移転させます。
■時計と宝石が融合する時
ポール-アンドレ・ショパールは、1973年に会社を引き続きましたが戦争の影響から会社経営は苦しくなっていきました。自身の子どもたちが、会社を継ぐ意志がないことを知って1960年頃には会社の売却を考えるようになります。同じ頃にカール・ショイフレ3世は、スイスの時計製造会社を買収しようと考えていました。カーフ・ショイフレ3世は、ドイツ・フォルツハイムで宝飾品と時計を扱うブランド代々経営していたので、時計分野を強化しようと考えていたからです。
カール・シィフレ3世とポール-アンドレ・ショパールは、会ってすぐに意気投合して30分後に契約が成立しました。1970年代からショパールは、宝飾品と時計を扱うようになります。
■家族経営は続く
ショパールは、スイスの時計ブランドの中でも数少ない同族経営のブランドです。現在は、カール・ショイフレ3世の息子と娘が主に経営しています。
カール-フリードリッヒ・ショイフレは、メンズウォッチ担当です。スポーツウォッチの開発やムーブメントの製造拠点の設立などに携わっています。
キャロライン・ショイフレは、レディースウォッチ担当です。ジュエリー部門の開発も積極的におこない1985年には、ピエロのお腹の中でカラーストーンが輝く「ハッピークラウン」をうみだしました。
ダイヤモンドと先端技術の融合 ハッピーダイヤモンド
ショパールの人気シリーズが、腕時計とダイヤモンドを組み合わせた「ハッピーダイヤモンド」です。ここでは、ハッピーダイヤモンドの魅力にせまっていきます。
■ハッピーダイヤモンドの誕生
ショパール ハッピーダイヤモンドは、1976年に誕生しました。カール・ショイフレ3世がショパールを引き継ぎ宝飾品と時計を扱いだした直後です。ハッピーダイヤモンドは、水しぶきが太陽の光を浴びて輝く様子から生まれたといわれています。2枚のサファイヤガラスの間に固定されていないダイヤモンドが文字盤の周りをまわるデザインです。
2枚のサファイヤガラスでダイヤモンドを閉じ込める技術は、ショパール独自のものです。時計だけでなくジュエリーにも採用されています。
■ハッピーダイヤモンドは当時最先端のクォーツ式腕時計!
ハッピーダイヤモンドのムーブメントは、すべてクォーツです。クォーツ式ムーブメントを取り入れた時計は、1970年代のスイスでは珍しいことです。
電池の力を利用して水晶振動子(クォーツ)が針を動かすクォーツ腕時計が誕生したのは、1969年でした。日本のセイコー社が発売した腕時計が最初になります。
スイスの腕時計は、ほとんどゼンマイで動く機械式腕時計でした。クォーツ腕時計は、電池を交換すれば動き続けるので世界中で人気になります。
ハッピーダイヤモンドは、発売当初からクォーツ式ムーブメントです。ゼンマイを巻く必要がないので、気軽に使い続けることができます。
■ハッピーダイヤモンドは進化する
ハッピーダイヤモンドは、文字盤の周りをダイヤモンドがまわるデザインが多くなっています。中に入っているダイヤモンドの数は、モデルによって異なります。
ハッピーダイヤモンドに使用されているのは、ダイヤモンドだけではありません。例えば虹の輝きをイメージした「ハッピーダイヤモンド レインボー」では、6色のサファイヤが使われています。
1993年には、ステンレススチールとダイヤモンドを組み合わせた「ハッピースポーツ」も誕生しました。ハッピーダイヤモンドは、基本的なデザインは変わりませんが文字盤の色やベルトの素材によって大きく印象が変わります。
輝きを放つ ハッピーダイヤモンド6選
ハッピーダイヤモンドのケースデザインは、丸形の「アイコン」と楕円形の「オーバル」の2種類があります。ここでは、ダイヤモンドがデザインに取り入れられた人気モデルを紹介してきます。
■ハッピーダイヤモンド アイコン 209415-5002
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ハッピーダイヤモンド アイコン 209415-5002の仕様:
直径:25.8mm
ムーブメント:クォーツ
グリーンの文字盤にゴールドの針を組み合わせたモデルです。文字盤は、シンプルな2針表示でインデックスもありません。
ケースは、18Kローズゴールド製です。5粒のダイヤモンドが文字盤の周りをくるくるとまわり、ストラップと時計を結ぶ部分にもダイヤモンドが使用されています。
ケースの裏蓋とダイヤモンドの裏側にも18Kローズゴールドが使われているので、裏側からは色が楽しめる構造です。グリーンのストラップが使用されています。
■ハッピーダイヤモンド アイコン 204780-5301
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ハッピーダイヤモンド アイコン 204780-5301の仕様:
直径:24mm
ムーブメント:クォーツ
マザーオブパールの文字盤にゴールドの針を組み合わせたモデルです。ギョーシェ彫りされたマザーオブパールは、光の当たる角度によって色が少し変わります。
2枚のサファイヤガラスの間を動き回るダイヤモンドの数は5粒です。18Kローズゴールドのケースの上にも、ダイヤモンドが使われています。
ストラップは、表側がレッドで裏側はホワイトです。レッドにゴールドの組み合わせは、華やかさを演出します。
■ハッピーダイヤモンド アイコン 203957-0201
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ハッピーダイヤモンド アイコン 203957-0201の仕様:
直径:25.8mm
ムーブメント:クォーツ
ホワイトの文字盤にゴールドの針を組み合わせたモデルです。ケースは、18Kイエローゴールド製になっています。
文字盤の周りを5粒のダイヤモンドがまわる他に、ケースの上にもダイヤモンドが使われています。ストラップは、落ち着いた色合いのブラックです。
■ハッピーダイヤモンド アイコン 209429-5102
ハッピーダイヤモンド アイコン 209429-5102の仕様:
直径:32mm
ムーブメント:クォーツ
ブラックの文字盤に、ローズゴールドの針とケースを組み合わせたモデルです。5粒のダイヤモンドが輝く部分は、背景にブラックが使用されています。
ストラップは、ブラックのサテンです。金属製のストラップより軽くてカラーバリエーションも豊富に用意されています。
■ハッピーダイヤモンド オーバル 204305-5301
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ハッピーダイヤモンド オーバル 204305-5301の仕様:
ケースサイズ:28.8mm×25.8mm
ムーブメント:クォーツ
マザーオブパールの文字盤にゴールドの針を組み合わせたモデルです。文字盤には、放射線状にギョーシェ彫りが施されています。
オーバル(楕円形)型のケースは、18Kローズゴールド製です。ダイヤモンドは、文字盤の周りに5粒の他にストラップケースとケースの間に1粒ずつ使用されています。
ストラップは、ブラックのアリゲーターレザーです。ゴールドにブラックの組み合わせが落ち着いた印象を与えます。
■ハッピーダイヤモンド レインボー 209412-5801
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ハッピーダイヤモンド レインボー 209412-5801の仕様:
直径:29.5mm
ムーブメント:クォーツ
「ハッピーダイヤモンド レインボー」は、虹の輝きをイメージしたシリーズです。ダイヤモンド意外にサファイヤも使用されています。
マザーオブパールの文字盤にゴールドの針を組み合わせたモデルです。ストラップには、肌に馴染みやすいサテンが使用されています。
文字盤を縁取るのは、「オレンジ」「イエロー」「グリーン」「ブルー」「バイオレット」のサファイヤです。ケースの中には、6色のサファイヤとダイヤモンドが入っています。
まとめ
今回は、ハッピーダイヤモンドを紹介しました。ハッピーダイヤモンドは、文字盤やストラップの色によって印象が大きく変わります。
ハッピーダイヤモンドは、18Kゴールドをケース素材に取り入れていることが多くなっています。日常生活の中に華やかさを生み出すことができます。
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