古き良きデザインを継承 フランクミュラー時計オススメ8選

2020年8月28日
古き良きデザインを継承 フランクミュラー時計オススメ8選

フランク ミュラーは、1992年にスイスで創業しました。時計業界の中では比較的新しいメーカーですが、1920年代に流行していたデザインを積極的に取り入れているのが特徴です。今回は、古き良きデザインの中に新しい技術が導入されたフランク ミュラーの時計を紹介していきます。

 

フランク ミュラーの特徴を紹介

フランク ミュラー」の創業は1992年です。19世紀後半に創業した時計メーカーも多数ありますが、その中でもフランク ミュラーは新しいメーカーになります。フランク ミュラーの特徴は、1920年代のデザインを積極的に取り入れていることです。まずは、フランク ミュラーの特徴を説明していきます。

 

■天才の再来

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出典:franckmuller official

フランク ミュラーは、創業者の名前です。創業者のフランク ミュラーは、1958年に時計産業が盛んなスイスで生まれています。ジュネーブ時計学校に入学したフランク ミュラーは、本来入学から3年かかる履修科目をわずか1年で獲得しました。在籍中に数々の優秀賞を受賞して、卒業と同時に希少な時計の修理依頼を数多く受けるようになりました。

フランク ミュラーは、1983年以降になると複雑な構造の腕時計を次々に発表します。複雑時計の世界記録も樹立したので、18世紀に複雑機構の多くを開発したプレゲの再来と言われていました。天才時計技師・フランク ミュラーが1992年に宝石商のヴァルタン・シルマケスと共に作成したのが「フランク ミュラー」という時計メーカーです。

 

■フランク ミュラー最大の特徴はビサン数字

フランク ミュラーの特徴のひとつは、文字盤に書かれたアラビア数字です。フランク ミュラーは、1986年以降ビサン数字と呼ばれるデザインを採用しました。ビザン数字の原型は、1920年代~1930年代に腕時計に取り入れられたデザインだと言われています。フランク ミュラーは、当時のデザインをさらに見やすく変化させました。フランク ミュラーが、おこなった変化は、これまでよりも文字盤から立体的に数字が見えるように工夫を施しています。

 

■フランク ミュラーと言えばトノーケース

フランク ミュラーの時計は、多くのモデルで樽形のトノーケースを使用しています。トノーケースの腕時計は、1920年代に流行していた形です。1920年代のアメリカやヨーロッパでは、直線的な模様を取り入れたアール・デコ様式が流行していました。樽形のトノーケースもアール・デコ様式のひとつに数えられています。フランク ミュラーは、1920年代当時のデザインを大切にしているメーカーです。アール・デコ様式の象徴であるトノーケースをより良く工夫して、デザインに取り入れています。

時を経るごとに変わりゆく カサブランカ

カサブランカ」というシリーズの名前は、1942年に公開されたアメリカ映画「カサブランカ」からきています。フランク ミュラーの時計ではじめてステンレススチールが採用されました。現在の腕時計には、文字盤・インデックスの状態をたもつためにガラス盤にUV加工が施されています。カサブランカには、意識的にUV加工を施しませんでした。ガラス盤にUV加工が施されていないことで、文字盤やインデックスは年月が経つと次第に色合いが変わってきます。

 

■カサブランカ 6850CASA

franck muller

カサブランカ 6850CASAの仕様:

ケースサイズ:47mm×34mm

ケースの厚さ:11mm

ムーブメント:自動巻き

ブラックの文字盤に白い数字と針が特徴のモデルです。数字と針には、蓄光塗料が施されています。ケース・ブレスレットは、スレンレススチール製です。ブレスレットは、コマが横に5つ並んで腕になじみやすい5連リンクとなっています。

 

時の先駆者 ヴァンガード

ヴァンガード(Vanguard)は、英語で前衛・先方という意味です。ヴァンガードは、「時の先駆者」を目指して開発されました。ヴァンガード最大の特徴がデザインです。ヴァンガードの文字盤に記載されている数字は、ビザン数字ではなく浮き上がったように見える独自デザインになっています。文字盤に方位角・度数が表示されているのもヴァンガードの特徴です。ケースにストラップ・ブレスレットが直接ついているので、時計とストラップの隙間がなくなっています。ケースは、少し湾曲しているので腕に馴染みやすくなっています。絶妙な湾曲は、数字が浮き出して見える構造です。

 

■ヴァンガード V45 SCDT ACBC

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ヴァンガード V45 SCDT ACBCの仕様:

ケースサイズ:57.3mm×44mm

ケースの厚さ:13mm

ムーブメント:自動巻き

ホワイトの文字盤に白く浮き上がった数字が特徴のモデルです。秒針についた赤い三角形がアクセントになっています。6時の位置は、日付表示窓になっています。日付表示窓は丸く、日付は黒色で表示されるので目立ちます。ストラップは、表側がホワイトのクロコダイルで裏側がラバーです。革は、水気に弱いので裏側にラバーを使う事で汗に強い構造にしています。

 

■ヴァンガード V45 SC DT AC NR

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ヴァンガード V45 SC DT AC NRの仕様:

ケースサイズ:57.3mm×44mm

ケースの厚さ:13mm

ムーブメント:自動巻き

ブラックの文字盤に白く数字が縁取りされているモデルです。秒針の先端は、赤く縁取りされた白い三角形がついています。6時の位置にある丸い日付表示窓の縁取りは銀色です。日付表示窓の背景は、白が使われています。ストラップは、表側がブラックのクロコダイルで裏側がラバーです。ブラックのストラップは、スポーティな印象を与えてくれます。

 

■ヴァンガード V45 SC DT TT NR BR ER

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ヴァンガード V45 SC DT TT NR BR ERの仕様:

ケースサイズ:53.7mm×44mm

ムーブメント:自動巻き

ブラックの文字盤が印象的なモデルで、日付表示窓は6時の位置についています。「ヴァンガード V45 SC DT TT NR BR ER」の特徴は、エルガとチタンを素材としたケースになります。エルガは、マグネシウム・チタニウム・アルミニウム・コッパー・シルバー・ジルコニウムと6種類の金属をブレンドして作られた素材です。軽さと強度を兼ね備えているので、航空機にも使用されています。

 

■ヴァンガード ヨッティング V45 SC DT YACHTING AC BL

出典:franckmuller.com

ヴァンガード ヨッティング V45 SC DT YACHTING AC BLの仕様:

ケースサイズ:53.7mm×44mm

ケースの厚さ:13mm

ムーブメント:自動巻き

ヴァンガード ヨッティングは、メガヨットの航海をイメージして作られたモデルです。メガヨットとは、全長33mを超える帆走する船のことをさします。モデル最大の特徴は、海をイメージしたブルーの文字盤です。文字盤の中心には、白い星のデザインが施されています。ヴァンガード独特の数字は白で中抜きはされていません。6時の位置にある日付表示窓は、銀色で縁取られています。ストラップは、表側がナイロン製のファブリック(布)で裏側がラバーです。ブルーの布地に白いステッチが印象的になっています。

 

ハートを腕に ハート トゥ ハート

ハート トゥ ハートは、文字盤のどこかにハートが使用されています。数字の一部がハートになっているモデルが多いようです。文字盤は、放射線状にギョーシェ彫りが施されています。光のあたる角度によって文字盤の色合いが変わる様子が楽しめる仕様になっています。ベゼルは、3時と9時の位置が少し膨らんでいます。少し丸みを帯びているので、柔らかい雰囲気です。

 

■ハート トゥ ハート 5002 S QZ

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ハート トゥ ハート 5002 S QZの仕様:

ケースサイズ:31mm×26mm

ムーブメント:クォーツ

グレーのハートがホワイトの文字盤に描かれたモデルです。数字・長針・短針はブラックになっています。ハート トゥ ハートは、数字の一部がハートになっていることが多くなります。このモデルは、ハートが文字盤に薄く描かれているので落ち着いた雰囲気になっています。ケースは、18Kホワイトゴールドです。ストラップには、ブラックのクロコダイルが使われているので高級感を生み出しています。

 

新たな時代の征服者 コンキスタドール

コンキスタドール(Conquistador)とは、スペイン語で「征服者」という意味です。未だに踏み込んでいない新しい時代へ到達するという願いを込めて開発されています。コンキスタドール最大の特徴が、2段ステップのケースです。ケースに段が入ることで存在感が増しています。コンキスタドールは、フランク ミュラーの時計ではじめてストラップにラバー素材を利用したモデルです。圧倒的な存在感と新しい技術を楽しめるモデルになっています。

 

■コンキスタドール グランプリ 8900SCDTGPG TTNRTT

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コンキスタドール グランプリ 8900SCDTGPG TTNRTTの仕様:

ケースサイズ:57.4mm×38.2mm

ムーブメント:自動巻き

ブラックの文字盤が特徴のモデルです。文字盤の中心部分は、サンレイ(太陽の光)、数字がある部分はヌーベルバーク(新しい波)のギョーシェ彫りが施されています。日付表示窓がついているのは6時の位置で、日付表示窓も黒で縁取られています。ブラックのベゼルはチタン製で、5ずつ数字が書かれています。ストラップは、ブラックのラバー製です。ラバーは金属や革に比べると弾力性があるので、腕に馴染みやすいと言われています。

 

■コンキスタドール 8900SCDTGPG TTNRERG

Franck Muller

コンキスタドール 8900SCDTGPG TTNRERGの仕様:

ケースサイズ:57.4mm×38.2mm

ムーブメント:自動巻き

ブラックの文字盤に赤い数字が特徴のモデルです。ブラックの文字盤には、サンレイ(太陽の光)・ヌーベルバーク(新しい波)のギョーシェ彫りが施されています。日付表示窓は6時の位置で、日付表示窓はブラックで縁取られています。ケース・リューズはレッドのステンレススチール製で、ベゼル・リューズプロテクターはブラックとなっています。ストラップは、ブラックのラバー製です。腕時計を留める金具の部分もブラックになっています。

 

まとめ

今回は、フランク ミュラーの時計を紹介してきました。天才フランク ミュラーが作り出したデザインには懐かしさもあります。同じトノーケースでもモデルによってデザインや素材も変化します。個々の生活に会わせて選ぶことをオススメします。

 

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