豊富なデザインと高い耐久性!セイコープロスペックスオススメ10選
プロスペックスは、セイコーが専門家向けに開発したシリーズです。陸と水中では、求められている機能が異なるので、シリーズが細かくわかれています。「フィールドマスター」は、陸路の冒険を想定したサバイバルウォッチです。「マリーン」「ダイバースキューバ」は、水中使用を想定したダイバーズウォッチになります。今回は「フィールドマスター」「マリーン」「ダイバースキューバ」を紹介していきます。文字盤のデザインやムーブメントの違いにも注目してほしいモデルになります。
フィールドマスターとLOWERCASEのコラボモデル2選
フィールドマスターは、冒険家向けに作られたサバイバルウォッチです。タフなケースと操作しやすいボタンが特徴になっています。フィールドマスターで人気の高いモデルのひとつが、LOWERCASEとのコラボモデルです。LOWERCASEは、幅広い分野で活躍するクリエイターである梶原吉景が代表を務める事務所になります。LOWERCASEとのコラボモデルは、クラシカルなデザインに高い耐久性を兼ね備えたモデルが多くなっています。ここでは、コラボモデルの特徴と人気モデルの説明をしていきます。
■LOWERCASEとのコラボモデルの特徴
フィールドマスターは、LOWERCASEとのコラボモデルを開発しています。大きな特徴は、昔発売されたモデルの影響を受けたクラシカルなデザインで、現行モデルとの違いを楽しめます。ケースには、衝撃からムーブメントを保護する外胴プロテクターが付いています。防水性も高く過酷な環境にも絶えることが可能です。時刻調整に必要な「りゅうず」が4時の位置についているのも特徴になります。斜めの位置に付いているので、手首を曲げたときに当たりにくく、日常生活で使いやすい仕様になっています。
■プロスペックス フィールドマスター LOWERCASE Special Edition SBDJ027
プロスペックス フィールドマスター LOWERCASE Special Edition SBDJ027の仕様:
直径:44.5mm
ケースの厚さ:12mm
重さ:69g
ムーブメント:ソーラー充電(キャリバー V157)
駆動時間:約10か月
防水:20気圧(200m)
2017年頃発売したモデルです。ブラックの文字盤に注射器のような白い針とアラビア数字のインデックスが目立ちます。アラビア数字のインデックスは、昔のモデルに使われていたフォントをイメージした形です。針とインデックスに施されているのは、蓄光性の夜光塗料なので暗いところで光ります。日付表示窓は、4時の位置です。ケースとベゼルは、ステンレス製でベゼルにはカウントダウン機能が搭載されています。ストラップは、ブラックのナイロン製です。ナイロンは、金属製のブレスレットに比べると軽いことが大きな特徴になります。
■プロスペックス フィールドマスター LOWERCASE プロデュースモデルSBEP003
プロスペックス フィールドマスター LOWERCASE プロデュースモデルSBEP003の仕様:
直径:49.5mm
ケースの厚さ:14.1mm
重さ:80g
ムーブメント:ソーラー充電(キャリバー S802)
駆動時間:約5か月(パワーセーブ時約20か月)
防水:20気圧(200m)
2018年頃発売したモデルです。数字のフォントは、1973年に登場した世界初の6桁表示デジタルウォッチを再現しています。搭載されている機能は「アラーム機能」「ストップウォッチ機能」「タイマー機能」「デュアルタイム機能」です。ワールドタイムは、44都市に対応しているので2ヵ所の時刻を同時に表示させることもできます。ケースは、プラスチック製です。ケースデザインは、1975年に誕生した外銅プロテクター付きモデルに影響を受けています。このモデルはデジタルウォッチですが、赤と青で色分けされたアルミ製のベゼルが付いています。文字盤の一番外側に付いている目盛りは、1周でちょうど1時間になります。
水中で活躍 マリーンとダイバースキューバ
マリーンとダイバースキューバは、主に水中で活躍する人向けに作られたシリーズです。逆回転防止ベゼルと高い防水性が特徴のモデルになります。
■プロスペックス マリーン マスタープロフェッショナル SBDB013
プロスペックス マリーン マスタープロフェッショナル SBDB013の仕様:
直径:50.7mm
ケースの厚さ:16.2mm
重さ:126g
ムーブメント:スプリングドライブ(キャリバー 5R65)
パワーリザーブ:約72時間
防水:60気圧(600m)
プロスペックス マリーン マスタープロフェッショナルは、2015年に国産ダイバーズウォッチ50周年を記念してモデルチェンジしました。日付表示窓は4時と5時の間です。針とインデックスには、蓄光性の夜光塗料が施されており短針は矢印型です。文字盤の一番外側には、アラビア数字が記載されています。
9時の位置に表示されているのは、パワーリザーブです。パワーリザーブとは、「ぜんまい」が伸び切るまでの時間を指すもので、どのくらいで時計が止まってしまうのか確認することができます。ケースは、金属アレルギーがおこりにくいブライトチタン製です。「りゅうず」は、4時の位置にあるので、手首にあたりにくい仕様になっています。ストラップは、ブラックのシリコンバンドです。蛇腹状になっているので、高い伸縮性を生み出しています。
■プロスペックス ダイバースキューバトランスオーシャン SBDC039
プロスペックス ダイバースキューバトランスオーシャン SBDC039の仕様:
直径:45mm
ケースの厚さ:13.8mm
ムーブメント:自動巻き(6R15)
パワーリザーブ:約50時間
防水:20気圧(200m)
2016年頃発売したモデルです。流れるようなケースは、シャツの袖口にも引っかかりにくいデザインになっています。インデックスと針に施されているのは、蓄光性の夜光塗料です。短針は、矢印型が採用されています。日付表示窓は、4時と5時の間です。日付表示窓には縁取りがされていないので、日付を表す数字がブラックの文字盤に溶け込んでいます。ブラックの逆回転防止ベゼルは、回転による誤動作を防ぎます。ケースとブレスレットは、シルバーのステンレススチールが採用されています。
■プロスペックス ダイバースキューバ SBDC029
プロスペックス ダイバースキューバ SBDC029の仕様:
直径:43.5mm
ケースの厚さ:13.3mm
重さ:114g
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 6R15)
パワーリザーブ:約50時間
防水:20気圧(200m)
2015年頃発売したモデルです。ブラックの文字盤にシルバーで縁取りされたペンシル型の針とインデックスが目立ちます。ブラックの逆回転ベゼルには、15の位置まで数字が書かれていません。ベゼルのデザインに三角形が使われているので、ベゼルの側面の突起が目立ちます。3時の位置にある日付表示窓には、拡大機能がなく落ち着いた雰囲気です。チタン製のケースには、ダイヤシールドが施されているので、傷がつきにくくなっています。ブレスレットもチタン製です。軽くて耐久性の高いウレタンバンドが付いているので、気分に応じてストラップを付けかえることができます。
■プロスペックス ダイバースキューバ SBDL049
プロスペックス ダイバースキューバ SBDL049の仕様:
直径:43.5mm
ケースの厚さ:13.8mm
ムーブメント:ソーラー充電(キャリバー V175)
駆動時間:約6か月
防水:20気圧(200m)
2017年頃発売したモデルです。ブラックの文字盤にブルーのクロノグラフ針が目立つデザインになっています。矢印型の針と丸いインデックスに施されているのは、蓄光性の夜光塗料です。日付表示窓は、4時と5時の間についています。3時の位置にある計器は、24時間計です。6時の位置にある計器はスモールセコンドで、9時の位置にあるのは60分計になります。逆回転防止ベゼルは、4分の1がブルーで残り4分の3がブラックです。ブルーのラバーストライプが爽やかな印象を与えます。
■プロスペックス ダイバースキューバ SBDJ017
プロスペックス ダイバースキューバ SBDJ017の仕様:
直径:43.5mm
ケースの厚さ:11.5mm
重さ:171g
ムーブメント:ソーラー充電(キャリバー V157)
駆動時間:約10か月
防水:20気圧(200m)
2017年頃発売したモデルです。ブラックの文字盤に注射器型の短針と矢印型の長針と赤い秒針が目立つデザインとなっています。3時の位置にある日付表示窓は、拡大機能付きです。蓄光性の夜光塗料が施された丸型のインデックスも大きくなっているので、視認性が高くなっています。ケースとブレスレットは、ステンレススチール製です。3時の位置に付いた「りゅうず」には、一部分だけ赤色が使われています。逆回転防止ベゼルは、ブラックでギザギザがついています。ブレスレットは、ステンレススチール製で「ワンプッシュダイバーエクステンダー方式」が採用されています。
過去のデザインが今によみがえる 復刻版モデル3選
プロペックス ダイバースキューバの中には、過去のモデルに強い影響を受けたものがあります。ここからは、復刻版モデルを紹介していきます。
■プロスペックス ダイバースキューバ SBDY015
プロスペックス ダイバースキューバ SBDY015の仕様:
直径:45mm
ケースの厚さ:13.4mm
重さ:124g
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 4R36)
パワーリザーブ:約41時間
防水:20気圧(200m)
2018年頃発売したモデルです。海外で人気の高い3rdモデルの日本版で、ブラックの文字盤に注射器型の短針と矢印型の長針が目立ちます。
3rdモデル最大の特徴がケースとバンドをつなぐ「かん」と呼ばれる部分です。太いかんに文字盤が乗っている様子が甲羅を背負ったカメに見えることから、別名「タートル」とも呼ばれています。日付と曜日が表示されるのは、3時の位置です。ブラックの逆回転防止ベゼルに書かれたアラビア数字は、少し丸みをおびています。ストラップは、蛇腹状のブラックラバーです。ブラックにシルバーと落ち着いた色合いですが、愛嬌もあるデザインになっています。
■プロスペックス ダイバースキューバ ヒストリカルコレクション SBDC051
プロスペックス ダイバースキューバ ヒストリカルコレクション SBDC051の仕様:
直径:42.6mm
ケースの厚さ:13.8mm
重さ:189g
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 6R15)
パワーリザーブ:約50時間
防水:20気圧(200m)
2017年頃発売したモデルです。1965年に発売した1stダイバーズに影響を受けたデザインになっています。矢印型の短針とペンシル型の長針の組み合わせは、形が異なるので時間の認識が容易になっています。針とインデックスは、蓄光性の夜光塗料も施されています。日付表示窓は3時の位置です。日付表示と逆回転防止ベゼルに使われているフォントは、1stモデルを意識した形になっています。ケースは、ステンレススチール製です。ケースサイトから裏ブタに向かってすり鉢状になっているので、着けたときに薄さを感じます。
■プロスペックス ダイバースキューバ ヒストリカルコレクション SBDC053
プロスペックス ダイバースキューバ ヒストリカルコレクション SBDC053の仕様:
直径:42.6mm
ケースの厚さ:13.8mm
重さ:124g
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 6R15)
パワーリザーブ:約50時間
防水:20気圧(200m)
2017年頃発売したモデルです。ブルーの文字盤に少し黄色かかった針とインデックスが目立ちます。1965年に誕生した1stダイバーズに影響を受けたモデルです。日付表示窓や逆回転防止ベゼルに使われている数字は、当時のフォントを再現しています。短針は矢印型ですが、長針はペンシル型です。短針と長針で異なる形をしているので時間が把握しやすくなっています。ケースはステンレススチール製です。ケース側面から裏ブタに向かってすり鉢状になっているので、着けたときに薄さを感じやすくなっています。ストラップは、ブラックのラバーストラップです。ストラップがラバーになることで金属製のブレスレットに比べて軽くなっています。
まとめ
今回は専門家向けのブランドである「セイコー プロスペックス」を紹介しました。プロスペックスには、過去のモデルの影響を受けたモデルが多くなっています。同じシリーズでも針のデザインや文字盤の色によって見え方が大きく異なります。デザインだけでなく見やすさも選択条件に加えることをオススメします。
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