ゼニス デファイ :デファイの魅力とは?
ゼニス デファイ :デファイの魅力とは?
高級腕時計ブランドと聞いて思い浮かぶのは、ロレックスやオメガといった超有名ブランドではないでしょうか。しかし高級腕時計ブランドは当然のことながらその2つにとどまりません。そこで今回はそんな知れば知るほど奥の深い高級腕時計ブランドの世界の中から、 ゼニス デファイ という腕時計をご紹介していきます。
そもそもゼニスってどんなブランド?
ゼニスは、1865年に創業した歴史のあるスイスの腕時計メーカーです。ゼニスが登場するまでのスイスにおける時計の生産方式の特徴は、外装を担当するメーカーと時計の内部構造の製作を担当するメーカーが異なるという分業体制にありました。しかしゼニスはその高い技術力によって外装だけでなく時計の内部構造までも自社で生産することを可能にしました。近年では、科学技術の発展によって全ての部品を自社のみで製作するというメーカーが増えてきていますが、ゼニスは20世紀初頭の段階で全ての部品を自社のみで製作するという自社一貫生産を行なっていた、ということですからその技術力の高さは世界でもトップレベルであると言えます。
ゼニスデファイとは?
デファイはDefyと書きます。腕時計好きの方ならご存知かも知れませんが、1960年代にデフィーという呼び名で親しまれ絶大な人気を誇ったゼニスの腕時計もDefyと書くのです。つまり、今回発売されたデファイは1960年に人気を博したデフィーの復刻版のようなものということになります。しかし様々な新しく革新的な技術を搭載するなど進化を遂げているので、ただの復刻版と呼ぶのはふさわしくないかも知れません。あくまでデフィーに発想を得た、これまでのゼニスの腕時計とは全く異なる腕時計であるという認識を持った方が良いでしょう。
ゼニス デファイ の魅力は?
高い技術力を誇るゼニスが自信を持って世に送り出した腕時計がデファイです。
デファイの魅力は大きく分けて3つあります。1つ目は、チタンケースを使用しているということです。チタンケースを利用していることの何が魅力なのかと思われるかも知れませんが、実はチタンケースというのは一般的な腕時計に利用されているステンレスよりも軽く、1日中つけていても一般的な腕時計と比べて疲れにくくなっています。また、チタンは錆びないということもチタンケースの特徴でもあります。一般的なステンレスの腕時計の場合だと、汗をかくことなどによって錆びてしまうということが多々あります。しかしチタンケースならそのようなことがないので、汗をたくさんかくような日であっても錆を気にすることなくつけておくことができるのです。
2つ目は、フルスケルトンと呼ばれるデザインです。フルスケルトンとは、内部構造が丸見えになっているような腕時計のデザインのことを言います。一般的な腕時計は、文字盤を置くことによって腕時計内部の複雑な構造を見えないようにしているのですが、デファイは文字盤をくり抜くことでわざと複雑な腕時計内部の構造を丸出しにしています。これだけを聞くと、「内部構造が丸出しになっていて大丈夫なのか」と不安に思う方もいるかも知れませんが、内部構造が丸出しになっていても腕時計の性能には何ら問題はないので安心してください。フルスケルトンというデザインを採用されていることで、いつでもメンズ腕時計を見るたびにその美しい機械美を堪能することができます。
3つ目の魅力は1/100クロノグラフです。クロノグラフというのは、特定の経過時間を測定するために腕時計に備わっている機能であり、よりわかりやすくいうならばストップウォッチ機能のことです。そしてデファイでは、クロノグラフ針を1秒で1周させることで、1/100秒台の計測を可能にしました。これまでの腕時計には1/100秒台まで正確に計測することのできるクロノグラフというものはなく、1/100クロノグラフの採用は世界屈指の技術力を誇り、世界で初めて1/10秒台の計測を可能にしたクロノグラフ付きの腕時計を開発したゼニスならではであると言えます。
これまではクロノグラフを使用することは、腕時計に大きな負荷のかかることであり、クロノグラフを利用しすぎると腕時計の精度に影響が出ると言われていました。そのため、「1/100秒台まで計測可能なクロノグラフは利用してみたいが、それを利用してしまうと腕時計の精度に大幅な影響が出て、腕時計の本体の役割が果たせなくなってしまうのではないか」と不安に思う方もいるかも知れません。しかしデファイでは時計用とクロノグラフ用の動力を完全に分離することによって、どれだけクロノグラフを利用しても腕時計の制度には影響が出ないようになっているので安心してください。
ぜひ実物を見てみましょう
デファイの魅力の1つには、文字盤が取り払われていることによって見ることのできる内部構造の機械美があると言いましたが、その機械美がどれほどのものなのかということはやはり文字で読んでいるだけではわかりにくく、実物を見てみなければわかりません。ぜひデファイを取り扱っているお店などに行って自分の目でデファイの機械美を確かめてみましょう。