GMT腕時計の選び方とおすすめブランド4選!
GMTは、ロレックスやオメガといった高級ブランドの人気モデルにも多く搭載される、大注目の機能です。GMTの備わった時計には、GMT針と24時間目盛りによって世界標準時や複数地域の時間帯を表示できる特徴があります。このように現地以外の時間も容易にチェックできる商品は、海外マーケットの把握をしたいビジネスマンや、旅行や出張で外国に行く機会の多い方々の間で非常に人気の高い存在です。そこで、今回は日本人の愛用者も多い高級ブランドのおすすめ4商品をご紹介しながら、GMT腕時計の選び方における注意点などを詳しく解説していきたいと思います。
View this post on InstagramA post shared by The Watch Company_Tokyo (@thewatchcompany_japan) on May 25, 2020 at 9:17pm PDT
ロングセラーモデル「ロレックスGMTマスターII 16710」
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1990~2007年に製造されていたロレックスGMTマスターII 16710は、現代においてもファンから熱い支持を受け続ける人気のロングセラーモデルです。初めてGMT腕時計を買うときに、国内流通量も豊富なロレックスとオメガの2択で検討する人も多いかもしれません。この時計は、世界トップの航空会社であるパンアメリカン航空より、パイロットウォッチの製作を依頼されたことをきっかけに生まれたモデルです。パイロットたちに出発地と目的地の時間を伝える目的のあった初代のGMTマスターIIは、2つの時刻を確認できる仕様となっていました。2代目 では、3つの地域の時間がわかる仕組みへとレベルアップを遂げています。
およそ18年にも及ぶ製造期間の中で何度かマイナーチェンジを行っている16710には、製造年代によって仕様が少し異なる特徴があります。バリエーションが非常に多彩なGMTマスターⅡには、ベゼルにも赤青、黒赤、黒単色といった選択肢が多いです。イエローゴールドの金無垢を使ったモデルなどもある16710は、ゴージャスなGMT腕時計を求める皆さんにも、大変おすすめのシリーズといえるでしょう。
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重厚感の強い「ブライトリング クロノマット GMT」
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軍用時計の大量受注で世界的名声を得たブライトリングでは、高級スポーツカーを想起させる重厚感のあふれる巨大なサイズのGMT腕時計を作っています。このメーカーの象徴ともいえるクロノマットGMTは、その時代に合った多種多様な機能を搭載するモデルとして業界内でも高く評価されているのが特徴です。
例えば、1994年以降に登場したクロノマット ロンジチュード A20048では、ライダータブの付いた回転ベゼルを合わせることで、第3時間帯の表示ができます。自社ムーブメントのキャリバー01とGMT機能を組み合わせた2011年モデルは、文字盤内の四角を際立たせる特徴的なデザインが魅力です。このように軍用時計ならではの機能や技術力をベースに、時代に合った新作を発表するブライトリングは、個性的なGMT腕時計を求める方々でも飽きずに商品選びのできるブランドといえるでしょう。
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視野性の良い「ハミルトン カーキ X-ウィンド GMT」
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20世紀初頭より、長きに渡ってアメリカの航空業界で信頼を獲得してきたハミルトンでも、46ミリ径の非常に視野性の良いGMT腕時計を発売中です。一つの時計の中でさまざまな時間を確認するGMTウォッチの場合、当然のことながら大きな文字盤の方が使い勝手がよくなります。
クウォーツクロノの加わったカーキ X-ウィンド GMTには、幅広いシーンで使えるデザインも魅力的です。ケース圧が意外に薄いこのモデルは、46ミリ径の文字盤でありながらも、圧迫感が少ないバランスに仕上げられています。また、良質なハンドクラフトの革ベルトも、GMTを装着する人々に心地良さを与える存在として、さまざまなメディアで紹介されるようになりました。メタルブレスモデルも用意されていますので、ご自身のライフスタイルやファッションに合ったものを選んでみてください。
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本家GMTのような「チューダー ウォッチ ブラックベイ GMT 」
ロレックスの弟ブランドであるチューダーでも、赤青ベゼルが印象的なブラックベイGMTという腕時計を発表しています。クラシカルなデザインにこだわったこのモデルは、本家GMTマスターを彷彿とさせる雰囲気です。折りたたみ式リベット式ブレスレットは、1950年半ば~1960年代半ばにかけて、チューダー(のちのチュードル)やロレックスのスポーツモデルに採用されていたものとなります。そのため、当時を知る愛好家の間では、本家よりもはるかにGMTマスターらしいといわれるようになりました。
ダイバーズモデルの派生機となるブラックベイは、GMTマスターIIよりもはるかに高い200m防水です。シリコンバランススプリングを採用した自社開発のムーブメントには、70時間のロングパワーリザーブが可能という現代的な魅力もあります。したがって、見た目としてはかなりクラシカルで懐かしい印象を与えながらも、性能や機能性にこだわるこのモデルは、ロレックスやオメガといった人気ブランドのGMT時計に物足りなさを感じる皆さんにとっても、より良い選択肢のひとつになるでしょう。また、価格も非常に手ごろなチューダーの時計は、コストパフォーマンスの良さでも定評があります。
GMT腕時計におけるおすすめの選び方と注意点
GMT腕時計を選ぶときには、この機能をストレスなく使う上で欠かせない文字盤の見やすさを重視することが必要です。また、前述のとおり航空時計として生まれることの多いGMTモデルには、一般の腕時計と比べて文字盤の直径が大きくなりやすい特徴もあります。そのため、購入時は自分の腕にマッチするサイズ感かどうかを、客観的にチェックする心掛けも必要となるでしょう。このカテゴリの商品が多すぎて目移りしてしまうときには、今回ご紹介した人気の4ブランドの中から自分のライフスタイルやファッションに合うものを選んでみてください。
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