高いコストパフォーマンスが魅力!セイコーメカニカルオススメ4選
1881年に創業したセイコーは、世界初のクォーツ式腕時計やデジタルウォッチ等を開発してきました。セイコーは、「ゼンマイ」で動く機械式腕時計も多く開発しています。セイコーが持つ機械式腕時計の技術を詰め込んだコレクションが、「セイコー メカニカル」です。「セイコー メカニカル」は、コストパフォーマンスが高いモデルになります。今回紹介するのは、「セイコー メカニカル」の魅力と人気があるモデルです。製造が終了しているので、今後は更に注目度が上がるモデルになります。
機械式腕時計の技術を詰め込んで セイコー メカニカルの魅力
「セイコー メカニカル」は、セイコーが培ってきた技術が詰め込まれたコレクションです。ここでは、「セイコー メカニカル」の魅力を紹介いたします。
■セイコー メカニカルとは?
セイコーは、1881年に創業しました。1913年に国内初の腕時計を開発していらいセイコーは、日本の時計業界をけん引してきました。
「セイコー メカニカル」は、2006年に誕生したコレクションです。時計作りの中で長年培われてきた技術を現代に蘇らせています。
「セイコー メカニカル」に使用されているのは、全て自社製のムーブメントです。機械式ムーブメントは「ぜんまい」を動力源にしています。
「セイコー メカニカル」は、シースルーバック構造を使用していることも大きな特徴です。ケースの裏側がガラス張りになっているので、ムーブメントの動きを楽しむことができます。
機械式腕時計は、電池を動力源とするクォーツ式腕時計に比べると高価な製品が多くなります。価格差の理由は、製造の手間があげられます。
機械式腕時計は、「ローター」「テンプ」「ぜんまい」「歯車」など100以上のパーツを組み合わせて作ったものです。
高い精度のムーブメントを維持するには、高度な技術力が必要になりますし、大量生産も難しくなります。
「セイコー メカニカル」は、機械式腕時計を扱っていますが、コストが抑えられたコレクションです。シンプルな構造のモデルなら約4万円~あります。
機械式腕時計は、10万円以上の製品も少なくありません。「セイコー メカニカル」は比較的手に入れやすいコレクションになります。
■キャリバーにも注目
腕時計を選ぶ際に注目してほしいのが「キャリバー」です。キャリバーとは、ムーブメントの形式番号のことを指します。
「セイコー メカニカル」のムーブメントで特に注目したいのが「6R15」です。「6R15」に搭載されているのは、秒針停止機能のみとなっています。
「6R15」のパワーリザーブ(ゼンマイが伸びきるまでにかかる時間)は、約50時間です。精度を示す「日差」は、+25秒~-15秒だといわれています。
「6R15」の魅力は、コストパフォーマンスの高さです。高い精度と持続時間を兼ね備えた品質ですが、価格も抑えられています。
「セイコー メカニカル」のムーブメントのひとつである「4S36」もコストパフォーマンスに優れた存在です。
「4S36」は、「秒針停止機能」「曜針」「日針」「24時間計」「パワーリザーブ表示機能」を備えています。
「セイコー メカニカル」のラインナップは、複雑機構なモデルやシンプルなモデルまで様々です。どちらもコストパフォーマンスは、かなり優れていると思います。
■セイコー メカニカルは希少?
コストパフォーマンスの高い「セイコー メカニカル」ですが、今後は希少な腕時計になる可能性が高いといわれています。「セイコー メカニカル」は、2018年頃に製造終了になりました。
「セイコー メカニカル」は、人気の高いモデルも数多く存在します。今後新しいモデルが登場する可能性が低いので希少価値が高くなることが予想できます。
シンプルだからこそ使いやすい メカニカル スタンダードモデル2選
「セイコー メカニカル」は、シンプルなデザインのモデルが多く存在します。ここでは、スタンダードモデルを紹介していきます。
■スタンダードモデルの魅力はセイコースタイル
スタンダードモデルは、SARBシリーズのひとつです。SARBシリーズは、キャリバー6R15を搭載した3針(長針・短針・秒針)モデルになります。
スタンダードモデル最大の特徴が「セイコースタイル」と呼ばれる伝統的なデザインです。
「セイコースタイル」は、1967年に生まれ、視認性を高めるために以下にあげる9個のデザイン要素が取り入れられています。
・12時位置のインデックスは他の部分の2倍
・インデックス部分は多面カット
・鏡面研磨されたガラス縁上面
・鏡面研磨されたケース平面
・胴に半分だけ埋まったりゅうず
・平面的な文字盤
・太く多面カットが施された時分針
・接線サイドライン
・ベゼルとケースの側面は逆斜面形状
セイコースタイルは、平面中心のデザインになっています。文字盤が平面中心のデザインになっているので、針やインデックスの立体感が際立ちます。
■メカニカル スタンダードモデル 3針カレンダー SARB033
商品ページはこちら
メカニカル スタンダードモデル 3針カレンダー SARB033の仕様:
直径:38.4mm
ケースの厚さ:11.2mm
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 6R15)
パワーリザーブ:約50時間
防水:10気圧(100m)
2008年頃発売したモデルです。文字盤の外側(インナーベゼル)に細かく目盛りが記載されています。
日付表示窓は、3時の位置です。蓄光性の夜光塗料が施された針は、ひし形に近い形になっています。
ケースとブレスレットは、ステンレススチール製です。曲線が多くあるので、フォーマルな場面にも馴染むモデルになります。
■メカニカル スタンダードモデル 3針カレンダー SARB035
商品ページはこちら
メカニカル スタンダードモデル 3針カレンダー SARB035の仕様:
直径:38.4mm
ケースの厚さ:11.2mm
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 6R15)
パワーリザーブ:約50時間
防水:10気圧(100m)
2008年頃発売したモデルです。アイボリーに近いホワイトの文字盤にシルバーで縁取りされた針とインデックスが目立ちます。
ケースとブレスレットは、ステンレススチール製です。大きめのリューズは、引っ張るだけで操作することができます。
独特な色合いが魅力的 メカニカルの限定モデル2選
「セイコー メカニカル」には、限定モデルもあります。ここでは、独特の色合いが楽しめる限定モデルを紹介していきます。
■個性が生まれる エレガントとアルピニスト
キャリバー6R15が、搭載されたSARBシリーズには多くのバリエーションがありました。文字盤のデザインに大きな特徴があるモデルが「エレガント」と「アルピニスト」です。
エレガントは、バーテンダー石垣忍氏とのコラボモデルになります。オリジナルカクテルをイメージして作られているギョーシェ彫りが施された文字盤が特徴的です。
アルピニストは、登山者向けに開発されたモデルになります。山をイメージした文字盤と簡易方位磁石が特徴のモデルです。
■メカニカル エレガントモデル SARB065
商品ページはこちら
メカニカル エレガントモデル SARB065の仕様:
直径:40mm
ケースの厚さ:13.1mm
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 6R15)
パワーリザーブ:約50時間
防水:5気圧(50m)
2010年頃に発売したバーテンダー石垣忍氏とのコラボレーションモデルです。オリジナルカクテルをモチーフにしています。
シルバーブルーの文字盤に放射状に施されているのは、ギョーシェ彫りです。ギョーシェ彫りは、規則正しく模様を彫り込む技術で光の反射を抑える効果も期待できます。
日付表示窓は3時の位置です。くさび形のインデックスは、落ち着いた印象を与えますし、ベゼルの幅が狭いので文字盤が大きく見えます。
ケースは、ステンレススチール製です。ストラップは柔らかなカーフ(子牛の革)で、文字盤に合わせてブルーの糸が使われています。
■メカニカル アルピニスト SARB017
商品ページはこちら
メカニカル アルピニスト SARB017の仕様:
直径:39.5mm
ケースの厚さ:12mm
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 6R15)
パワーリザーブ:約50時間
防水:20気圧(200m)
2006年頃発売したモデルで、1990年代に発売したモデルの復刻盤です。グリーンの文字盤にゴールドのインデックスが際立つデザインになっています。
針のデザインは「メルセデス/ベンツ」と呼ばれる形です。短針にスリーポインテッドスターがついているので「メルセデス/ベンツ」と呼ばれています。
日付表示窓は3時の位置です。文字盤の外側(インナーベゼル)には、速度を示す数字と簡易方位計が搭載されているので、太陽の位置と見比べて方角を知ることができます。
ケースは、ステンレススチール製です。ストラップは、アリゲーターの模様が付いたカーフ(子牛の革)が使われています。
まとめ
今回は「セイコー メカニカル」を紹介しました。「セイコー メカニカル」は、コストパフォーマンスに優れた腕時計なので気軽に楽しむことができます。
「セイコー メカニカル」のモデルの多くは、現在製造していません。これから希少性が高くなることが予想できますので早めに購入することをオススメします。