ミューレ・グラスヒュッテ 腕時計
ミューレ・グラスヒュッテの始まりは、ランゲ&ゾーネの創業者であるアドルフ・ランゲの工房です。アドルフ・ランゲの弟子の一人であるハンス・ミューレが、1869年にドイツ・グラスヒュッテに精密機器メーカーとして創業。そのため、ミューレ・グラスヒュッテとランゲ&ゾーネはどこか似た雰囲気のあるブランドだと言われています。第二次世界大戦の混乱の中、僅かに残っていた時計製造会社は統合され国営企業として存続していました。しかし、ドイツ統一後に民営化を果たし、新たなミューレとして復活。
1994年からは機械式時計の開発も開始。ブランドの再スタートとともに日差0.01秒のクオーツ・マリンクロノメーターを発表し、様々なモデルを世に送り出しています。「時計はあくまで測定機器である」というブランド哲学の元に作られた、ドイツらしい無駄のないフォルムが魅力。機能性を重視した時計には、精密計測機器のようなデザインが施されています。ミューレ・グラスヒュッテは、ムーブメントに力を入れているのも特徴の一つ。ベースにはエタ製のムーブメントが使用されていますが、ブランド独自のものに調整・改造しています。歯車に硬化処理を施すことで、誤差を最低限の範囲に抑えています。