ブレゲ 腕時計

ブレゲとは？

ブレゲ(BREGUET)とは1775年に創設されたパリの時計ブランドのことです。ブランド名は創設者のアブラアム・ルイ・ブレゲに由来します。

アブラアム・ルイ・ブレゲは時計技師であり、次々と革新的な技術を生み、時計業界に大きな影響を与えた人物です。そのアブラアム・ルイ・ブレゲが創設したブランド・ブレゲは、世界5大時計の1つに含められるほどの地位を確立しています。創設当初は懐中時計をメインに扱っており、フランスをはじめ、ヨーロッパ中の君主や貴族、エリートに愛用された歴史があります。

パーペチュアルカレンダーを開発

パーペチュアルカレンダーはブレゲが開発した技術の1つです。この技術が開発される以前は、時計のカレンダーは月ごとの日数差を区別できず、日付がずれた時は手動で調整していました。これに対し、パーペチュアルカレンダーは自動で月ごとの日数差のずれを調整します。

この機構を実現するには日数が30日の歯車、日数が31日の歯車、2月の28日・29日(うるう年)の歯車をそれぞれ用意しなければなりません。デジタルならこの調整は簡単なのですが、小さな機械時計の場合、非常に難しくなります。この機構を実現したブレゲは時計業界のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれています。

デザイン性・視認性に優れるブレゲ針

ブレゲのタイムピース(高精度の機械時計)は外装にもこだわりがあります。時計の針は先端に円を作ったブレゲ針というもので、特徴的なデザイン性がある上に、細くて見えにくくなりがちな針の視認性を向上させています。この針のデザインは現在では他メーカーでも一般的に見られるほど普及しています。

ブレゲの人気モデル

ブレゲの腕時計の人気モデルは「クラシック」と「マリーン」の2つです。クラシックはアブラアム・ルイ・ブレゲが掲げる理想の時計を実現するモデルで、伝統的なデザイン、高視認性、正確な機構が特徴となります。マリーンはフランス海軍の航海用時計のノウハウを活かして誕生したモデルで、洗練されたモダンなデザイン、高耐久度が主な特徴です。

ブレゲはパリの時計ブランドで、世界5大時計の1つに数えられます。創設者のアブラアム・ルイ・ブレゲは、日数のずれを自動補正するパーペチュアルカレンダーやデザイン性・視認性に優れるブレゲ針などを開発し、時計業界に多くの技術革新を起こしています。ブレゲの腕時計の人気モデルは伝統を重視する「クラシック」、現代的な機能・デザインを持つ「マリーン」の2つです。