パネライ 腕時計
1860年にジョヴァンニ・パネライがフィレンツェに”オフィチーネ・パネライ”を設立すると共に初の時計学校を誕生させます。もともとはイタリア海軍のための時計メーカーとしてスタートし、軍事用のダイバーズウォッチを作っていました。代表的なモデルはルミノール,サブマーシブル,ラジオミール,ルミノール1950などがあります。 パネライは言うまでもなく高級腕時計であり、メンズ腕時計としてもかなり高い人気を誇っています。イタリア海軍の特殊潜水部隊「フロッグマン」の装備品となり、数々のミッションを成功させたとも言われています。こういったエピソードもパネライの魅力につながっているのでしょう。特に、男性にとってはたまらないエピソードです。パネライと言えば、一目でわかるクッションフォルムも魅力のひとつとなっています。優秀さをうかがわせるエピソードに可愛らしいフォルムというそのギャップに惹かれるという方も多いでしょう。現在でも「デカ厚」を好む方は多いでしょうが、その「デカ厚」ブームを作り出したのもパネライだと言われています。
中古 パネライ 腕時計
元海軍向け腕時計のパネライ
腕時計ブランド・パネライの歴史
腕時計ブランド・パネライは、1860年にイタリアのフィレンツェで、ジョヴァンニ・パネライによって設立されます。イタリア海軍とのパイプがあったパネライは、主にイタリア海軍向けに様々な精密機器や腕時計の開発を行っていくことになります。
海軍と関係の深かったメーカーのため、長らく門外不出となっていたものの、90年代前半に米ソの冷戦が終結したことをきっかけに、一般市場に向けても腕時計を発売するようになっていきます。
パネライの時計の特徴
パネライの時計は、元々、海軍向けに開発されていたため、精度の高さと頑丈さが最大の売りとなっています。高い耐久性を持ちながらも、その内部構造は非常に緻密に作られている点が、パネライが評価されている要因の一つと言うことができます。
パネライの時計は視認性の高さを重視しているため、余計な装飾がついておらず、非常に見やすいデザインとなっています。文字盤の部分が非常にシンプルで、とても見やすく作られています。
パネライの時計は実用性を第一に作られているため、デザインはシンプルでやや無骨さを感じさせるものが多いのも特徴です。サイズも40mmを切った38mmのものが登場していますが、基本的には、大きめのものが主流です。華やかなデザインが多いブランド時計の中でも、硬派な印象を強く受けるデザインが多いのが、パネライの特徴の一つと言えるでしょう。
パネライの定番モデル
パネライには、ラジオミールとルミノールという2つの定番モデルが存在します。ルミノールは、マリーナやサブマーシブル、ルミノール1950など定番のラインナップがいくつかありますが、ラジオミールとの大きな違いは、リューズプロテクターがついているかどうかです。
時間調整のリューズをガードするリューズプロテクターがついているルミノールは、デザイン的にややカジュアルな場面に適しており、逆に、ラジオミールはややフォーマルな場面にあったモデルと言うことができるでしょう。
パネライは、実用性を重視した硬派なブランドですので、人によって合う合わないがハッキリと別れるブランドと言うことができます。
人気モデルであるルミノールやラジオミール以外にもいろいろなラインナップがありますが、定番はこの2つのモデルですので、パネライの時計を選ぶなら、ルミノールとラジオミールのデザインが自分に合うかどうかで決めると良いでしょう。
パネライについての豆知識
ラジオミールとは?
パネライは1860年に創立されたイタリアの高級腕時計メーカーで、一目見ただけで判別できるクッションフォルムが特徴です。元々は精密機械メーカーで、自社で開発した蛍光塗料である「ラジオミール」を使用した精密機器をイタリア海軍に納めていましたが、その高度な技術力と信頼から特殊潜水部隊のための軍事用ダイバーズウオッチの開発を海軍から依頼されたのが、時計メーカーとしてのスタートです。文字盤にラジオミールを使用し視認性と防水性を重要視した初の腕時計は海軍に正式採用され、名前を蛍光塗料と同じ「ラジオミール」と名付けてパネライを代表するモデルとなっています。
魅力的な外観
パネライの魅力のひとつに大きく厚みのある外観があり、標準サイズで直径47ミリ、最小サイズでも40ミリ、厚みに至っては15ミリを超えるものもあります。これは部隊が使用する際の視認性を保つためで、激しい戦場で使用しても壊れない頑丈さを正確性を求めたシルエットは、現在でも「強い男の象徴」として多くの男性の憧れの的となっています。
強い発光力
蛍光塗料を塗布した文字盤をベースに、更に数字をくり抜いた文字盤を重ねる「サンドイッチ文字盤」により多くの蛍光塗料を使用しているため、暗闇でもはっきりと時間を確認することができます。これも元々は暗闇で活動する特殊潜水部隊のための仕様でしたが、現在のモデルにも引き継がれています。
リューズプロテクター
特許を取得しているリューズプロテクターは、レバーを下げるとリューズが操作できる仕組みで、ルミノールを象徴するデザインと言えます。パネライの時計は流行を取り入れた細かな変化はありますが、発表当時からほぼ変わらない完成されたデザインで現在も多くの人々を魅了し続けています。