パネライ ルミノール ドゥエ 腕時計
パネライは高級時計のブランドで、もともとは軍用の時計を製造していたイタリアのメーカーです。見やすいように文字盤が大きくなっていたり、一緒につけるコンパスや震度計からリューズを守るためにリューズガードが付いていることが特徴だと言えます。実用的な軍用時計から普段使いできるものも出ています。ルミノール・ドゥエはそのパネライの中でもハイエンドブランドにあたります。デカ厚ブームを巻き起こしたパネライから新しいコンセプトであるデカ薄のモデルがルミノール・ドゥエです。パネライスタイルを維持しながらも、パネライ史上最小のサイズになっており、パネライに厚くて無骨なイメージを持っていた方も、手に取ってみるとイメージが変わるかもしれません。ビジネスシーンでも使える、スーツスタイルにビシッとあうようなかっこいスタイルになっています。男性のイメージが強いパネライですが、この薄さだと女性の腕でもよく馴染みます。なのでペアウォッチなどにもとてもおすすめです。
新品 パネライ ルミノール ドゥエ 腕時計
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パネライ ルミノール ドゥエについて
パネライ ルミノール ドゥエの歴史
「ルミノール ドゥエ」は、2016年に誕生しました。アイコニックなリューズプロテクターを用いながらも、ケースの厚みをパネライ史上最も薄い10.5mmとしています。厚くて大きいパネライの時計のイメージを覆したモデルは、世界中の時計愛好家に驚きと衝撃を与えました。
パネライ ルミノール ドゥエ腕時計の特徴
軍用時計として生まれたパネライが新たなファンをつかむため、今までのいかついイメージから一新して、ビジネスやタキシード、スーツにも合うエレガントなモデルになっています。大きくて力強い所が気に入っているパネライのファンからは厳しい声が聞こえそうですが、薄くなった分軽くなりフィット感も増しています。気軽に試してみたいというファンが増えるかもしれません。
定番モデル
「ルミノール ドゥエ スリーデイズ オートマティック」は2018年に発売されたモデルです。ケース径38mmと42mm、45mmサイズです。今までのモデルは黒やグレーのかっこいい文字盤が多かったのですが、こちらは水色やグリーンなどパステル系のカラフルな色も増え8つのモデルとなっています。3日間のパワーリザーブを備えていて、3気圧の防水性を備えています。ストラップの脱着も驚く程簡単です。工具不要でワンタッチなので気分によって替えられます。金額は60万円代とルミノールの中ではリーズナブルです。
「パネライ ルミノール ドゥエ 3デイズ オートマティック アッチャイオ」はサイズは45mmと大きめですが、厚さを40%も圧縮しましたので、重さも40~50グラム軽くなりました。サイズはかわらないものの「デカ厚」から「デカ薄」への変化は、かさばらないので邪魔になりません。ただ金額が120万円とハイクラスになってしまいますので、その辺りがお手軽に試せるモデルというわけにはいきません。
メンズ時計としてのルミノール ドゥエ
従来のルミノールのモデルよりかなり薄くなり軽くなった分、華奢な男性には受け入れやすいです。しかし従来の大きさや力強さやインパクトなどが好みだったファンにとっては不満かもしれません。
パネライのねらい
「ルミノール ドゥエ」は今までの質実剛健な軍用時計を愛するファンには受け入れにくい危険性があるのに、あえて発表した理由は、新しいファンを獲得しようとするのが目的です。選択肢が増えたという部分では成功するかもしれません。
パネライについての豆知識
ラジオミールとは?
パネライは1860年に創立されたイタリアの高級腕時計メーカーで、一目見ただけで判別できるクッションフォルムが特徴です。元々は精密機械メーカーで、自社で開発した蛍光塗料である「ラジオミール」を使用した精密機器をイタリア海軍に納めていましたが、その高度な技術力と信頼から特殊潜水部隊のための軍事用ダイバーズウオッチの開発を海軍から依頼されたのが、時計メーカーとしてのスタートです。文字盤にラジオミールを使用し視認性と防水性を重要視した初の腕時計は海軍に正式採用され、名前を蛍光塗料と同じ「ラジオミール」と名付けてパネライを代表するモデルとなっています。
魅力的な外観
パネライの魅力のひとつに大きく厚みのある外観があり、標準サイズで直径47ミリ、最小サイズでも40ミリ、厚みに至っては15ミリを超えるものもあります。これは部隊が使用する際の視認性を保つためで、激しい戦場で使用しても壊れない頑丈さを正確性を求めたシルエットは、現在でも「強い男の象徴」として多くの男性の憧れの的となっています。
強い発光力
蛍光塗料を塗布した文字盤をベースに、更に数字をくり抜いた文字盤を重ねる「サンドイッチ文字盤」により多くの蛍光塗料を使用しているため、暗闇でもはっきりと時間を確認することができます。これも元々は暗闇で活動する特殊潜水部隊のための仕様でしたが、現在のモデルにも引き継がれています。
リューズプロテクター
特許を取得しているリューズプロテクターは、レバーを下げるとリューズが操作できる仕組みで、ルミノールを象徴するデザインと言えます。パネライの時計は流行を取り入れた細かな変化はありますが、発表当時からほぼ変わらない完成されたデザインで現在も多くの人々を魅了し続けています。